ロックに終わりはない。
こんばんは。
今日の午後は、ひたすら新聞各紙のスクラップをしていたのですが、机の下に積まれていた「朝日」2006年3月28日付を読んでいたら(古ッ!!)、崇拝するローリング・ストーンズのインタビュー記事が出て来て、見出しが「ロックに終わりはない」だった。
近藤康太郎記者は、「永遠の悪ガキ」キース・リチャーズの、こんな言葉を引いている。
「なぜ、長く続けられたか? ……もしも強く感じる何かがあるなら、そこにしがみつくんだ。音楽を作りたい、物を言いたい、人の気持ちを動かしたい、そう思ってるなら、やり続けることだ。スターになりたい? テレビに出たい? そんなもの忘れちまえ」
くーッ、最高だな、キース!!
僕も62歳になっても引き締まったからだ、レザージャケットをおしゃれに着こなせる男になりたいっス(笑)。最近、やっとユニクロの32インチのスキニージーンズが穿(は)けるようになったしね。人生、転がる石だな、ずっとずっとずっと転がる石……。
ああ……、ホントは、こんなことを書いている場合じゃないんだ(笑)。
これまで格差と貧困を生み出す構造改革を思い切り進めてきた政府自民党・公明党なのだが、21日、その政府が抱える規制改革会議が出した(労働法制改悪の)意見書「脱格差と活力をもたらす労働市場へ――労働法制の抜本的見直しを」は、まったく噴飯物だってことを言いたいわけだった。
まずは、あなたの曇りのない目で読んでみてください、書き出しから笑えるぞ(笑)。
http://www8.cao.go.jp/kisei-kaikaku/publication/2007/0521/item070521_01.pdf
そういうわけで、当ブログ1000人読者のみなさん、今度の参院選挙は、絶対に自民党・公明党には入れちゃだめだ。だって、彼らがまた勝っちゃうと、日本の労働法制は、めちゃくちゃになってしまうからなんだ。安倍政権のいう、「戦後レジームからの脱却」っていうのは、憲法を変えるというだけでなく、戦後、僕らの両親や祖父母が、少しずつ築き上げてきた「生活者のセーフティネット」を全面的に解体するってことなんだよ。僕らの生活は、根本からぶっ壊されちゃう、……もう半分ぐらい壊されてるけどね。
いまこそ、僕らは、政治にコミットして、大きな声をあげなければならない(と思う)。
この前の日曜日、3300人の若者たちに混じって、僕は、「最低賃金を引き上げろ~~!!」とか「サービス残業をなくせ~~!!」とか、本当に大きな声でアピールしたのだけれど、いま、この記事を書きながら、キースが言った、「なぜ、長く続けられたか? ……もしも強く感じる何かがあるなら、そこにしがみつくんだ。音楽を作りたい、物を言いたい、人の気持ちを動かしたい、そう思ってるなら、やり続けることだ。スターになりたい? テレビに出たい? そんなもの忘れちまえ」っていう意味を、まさに労働組合的にディスコンストラクション(脱構築)したい気持ちに駆られている(笑)。
「日本の労働組合が、少しずつ組織率を落としながらも、なぜ、戦後60年も長く続いてきたか? ……もしも働く職場で理不尽なことや許せないことがあれば、それにこだわるんだ。いい仕事をしたい、家族を守りたい、仲間と楽しい余暇を過ごしたい、そう思っているなら、声をあげることだ、やり続けることだ。堀江モンになりたい? 大金持ちになりたい? そんなもの忘れちまえ」
ロックに終わりはない。
働く者よ、反撃せよ!!
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