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2007/03/07

VS (株)A社 第1回都労委あっせん

 こんばんは。

 今日、国公一般は、内閣府前での早朝宣伝を行ったんですけれど、第7機動隊と麹町警察署と激しい攻防となりました(笑)。
 これまで何年も内閣府前(……というより首相官邸近く)で宣伝してきた国公一般に対して、相手は「ここでの宣伝は許さない。組合旗は、ほらほら、工作物に縛らない。軽犯罪法違反だぞ」と文句つけてくるから、僕は「春闘が始まり、労働条件改善のための宣伝をしているだけなのに、軽犯罪法違反で逮捕するのですか」「タイホするならタイホしなさいよ!!」「こういう警察の強圧的なやり方は、表現の自由を制限するもので、それこそ警察法違反じゃないか、問題だと思うな。ちゃんと僕を言葉で説得してくださいよ。まずは、根拠法を示してください」とクリンチしていった。
 押し問答が続くなか、宣伝が始まり、組合旗がひらめき、委員長の声が拡声器から聞こえ始める。他方、書記長が警察との対応を一括して行う。機動隊の一個中隊ぐらいな連中が、書記長を取り囲んで物々しい雰囲気となる。僕は、労働相談を呼びかけるティッシュ・チラシを配布しながらハラハラしたのだけれど、ななな、なんと、お互いが粘り強く誠実に話し合うなかで、一定の前進策が勝ち取られたのでした。

 ……書記長の対応もすごいが、その結果が、真面目に、スゴイことだと思いました。

 さてさて簡単な会議を終えた後、午後は、東京都庁南棟34階で、厚生労働省外局の業務請負をしている(株)A社との第1回の東京都労働委員会あっせんにのぞみました。まだ、ライブドアと同じで詳しいことは書きませんが、来週16日に第2回あっせんを入れました。
 あっせんは、労使の間で、第三者としての「あっせん委員」が、両者の間を行ったり来たりして紛争を調整するのですが、国公一般から、ななな、なんと組合員10人が駆けつけたわけで、相当なプレッシャーになったと思いますね。

 いま、国家公務という国民にとって大切な仕事が、市場化テストの本格化のなかで、「コスト削減」と称して営利目的の民間企業へ叩き売りされようとしています。民間に売られた公共サービスを担う労働者は、本当に不安定な雇用条件で働かされているのです。
 僕が相談した、ある弁護士は「公務の職場という、極めて重要なポジションで、このような不安定な雇用形態で働く人たちがいること自体大問題です。その意味では、1カ月ごとの1年上限なる契約形式自体を認めていいのか、という問題もあるのではないでしょうか。今般厚生労働省が出している労働契約法案において、有期雇用に関しては、『不必要に細切れの有期契約をしないように使用者は注意する』という内容の条文が提案されています。これにも抵触するでしょう」と言いました。
 
 これ、厚生労働省自身に考えてもらいたい問題に発展するでしょうね(笑)。

 しかし、組合員のみなさん、本当にご苦労様でした。
 警察にも負けなかった僕は、全力で頑張りますよ(笑)。

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