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2007/02/09

自分守れずして他人守れない。

 こんばんは。
外務省職員からのメールの記事を若干正確にしました)

 厚生労働省の外局が業務委託した会社Sとの団体交渉は、すでに2回行われ、いま会社側と国公一般との詰めの段階にきている。団体交渉のなかで、①会社が15人の契約社員に解雇を通告する過程が、あまりに乱暴でズサンだったということ、②ボーナス支給をめぐる規定など、雇用契約の内容があいまいだったことが明らかになった。

 
 自分守れずして他人守れない――Kくん

 昨年10月末、仕事中に突如(とつじょ)呼び出され、11月末をもって「解雇」との通告を受けました。
 私を含め15名の契約社員が対象で、いわゆる整理解雇です。

 上司は「既存の請負業務を落札することができなかった……」と言いました。別の職員たちには「お金がなくなった」の一点張りで、労働基準法で定められている解雇の理由を文書で示すことすらしてくれませんでした。
 私は、解雇理由と会社の言い訳を、怒りと悲しさが入り混じった気持ちで聞きました。信頼していた何かに裏切られたような、そんな気持ちでした。

 私たちの解雇は、ボーナス支給日の目前で行われ、3月末までの契約期間途中で一方的に強行されました。さらに、就職活動をするには厳しい年末でした。このような会社の酷(ひど)い仕打ちに納得できるはずもありません。まるで浸水したタイタニック号から、真っ先に救命具無しに海に放り出された……、殺されたのと同じです。
 私は、この先の人生の為にも、会社の間違った行為に対し泣き寝入りするわけにはいきませんでした。正しいと信じることを主張せず、自分の身すら守れないようでは、他人を守ることなんてできません。納得いくまで会社とたたかおうと決意しました。そして、10人の仲間と国公一般に加入しました。

 国公一般からたくさんの勇気をもらいました。また、組合役員の交渉術にも感銘(かんめい)を受けました。
 労働者は、本来、労働法によって守られているはず。しかし、労使紛争においては、行動を起こさないことには何も始まりません。法律の知識も大事ですが、それ以上に大事なのは、会社に立ち向かう勇気ではないでしょうか。

 たたかいは、まだ終わっていません。
 最後は笑って終われるように、組合員の仲間と共に頑張りたいと思います。

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コメント

こんばんは。
すぐに非常勤です。
内閣府の臨時を辞めて問題山積みの中小企業に採用されて仕方なく勤務している者です。会社が裁判するわ、給与遅配などばかばかしいことばかりするのです。
内閣府とは手が切れましたが労働問題にはうるさいので参戦します。

それにしても、ここで書かせていただくのもなんですが公務員の方は民間企業に対しての就職活動をされず、そのまま学校を卒業して公務員になってすっかり落ち着いてしまう人が多いためか世情に疎い方が本当に多いな、と思わざるをえません。
そういう方々が普通に行政の仕事ってできるんだろうかと疑問に思うことが増えてきました。というのも学生職業総合支援センター(例えば六本木のジョブカフェなど公的な機関)で厚生労働省の社会・援護局の臨時職員の募集要項を出していたのです。主に新規学卒者が見る就職サイトでなぜ臨時の募集を載せるのか心理が分かりません。臨時を募集しても人が集まらないからということでどんなツールを使ってでも人を集めたかったのでしょうか。最近の若い人の就職がどうとか言いながら結局、臨時の採用対象を新卒にまで広げたんでしょうか。いい加減にして下さい。それにしても契約社員の募集要項の多いこと。新卒で就職させず、契約どまりや時給で人を雇うことにこんなにも企業は抵抗を持たなくなったんですね。怖い世の中です。

それから、臨時になった人間に対して「良いところがあったら臨時をやめて就職したら」程度に構えている職員が多い気がします。しかし、考えてもみれば分かることですが世間の言う「いいところ」はまず新卒か大手企業などで経験をしっかり積んだ人しか募集対象にしません。そういう現実を知らない人に雇用対策など諸問題の対策は立てられるとは思えません。そしてしまいには臨時で省庁にいる方がいいんじゃない?と言ってみたりして自分の立場に絶対的な自信を持ち、リストラがないことをいいことに開き直り、そして仕事もせずに毎日のように遅刻してくる職員を見ていました。うちの上司がそうでした。一方、非常勤職員は定時前に来てみたり点滴を受けてでも出勤という対照的な姿。真面目な方も多いと思いますし公務員を叩きたくはありませんがこういう堕落した人間に本当に雇用対策を立てられますか?と言いたいです。公務員でもいい加減な人はリストラして下さい。

最近、転職を考えており、某人材会社に相談に行きました。そこで知った情報の恐ろしいことといったらありません。
契約社員とは1年契約で区切られ、次回も可能ならば更新程度にも関わらず、契約社員に対しても「長く働いてほしい」などと都合の良い事を考える大手企業の多さに呆れました。契約期限を決めておきながら長く居てほしいなんてふざけないで下さい、いつ失業するか分からない立場の人間をいくら増やしたら気が済むのですか?と思うのです。大手企業ほか一部の企業がこれほどまでに資本を溜め込み、人を苦しめているんだと思うと日本も終わりと思いました。

亡命者、増えますね。

投稿: すぐに非常勤 | 2007/02/11 午後 11時37分

 今朝の「朝日」38面に「契約におびえず仕事したい」という見出し。今日、国会の公聴会でキヤノン偽装請負で働いていた大野秀之さん(33)が、その実態を話すのです。
 光洋シーリングテクノの矢部さん、松下プラズマの吉岡さん……、若い人たちが「亡命者」を選ばずに、立ち上がって告発し、たたかっています。

 労働組合は、そんな仲間たちと手をたずさえ、サポートして、この日本がよりよくなるように活動していきたいです。

投稿: 国公一般担当者 | 2007/02/22 午後 03時53分

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