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2007/01/17

支払われなかった残業代は、何に使われるのか?

 こんにちは。

 ココログのメンテナンスが丸一日かかり、その間、何も書けなかったのですが、午後3時を持って解禁されました。

 さあ、書くぞぉぉぉぉぉ。……と思ったのだけれど、いまから大事な団体交渉の準備があるので、思いついたことをガガッと書き散らします。

 いや、その前に素直に喜びたいことがあった。

 今朝、新聞各紙が、安倍首相が、通常国会に提出予定だった「残業代ゼロ」法案=「ホワイトカラー・イグゼンプション」法案を撤回したと報道しました。ちょうど昨日の夜、某大手マスコミの記者と話したのですが、そのなかで、雇用破壊を特集した週刊「東洋経済」(もう安住の職場はどこにもない!)がバカ売れしているらしくて、こうした反対世論に押されて与党は法案提出断念を決めたらしい。

 マスコミも頑張ったけれど、「サービス残業は違法だぜ、社長ッ!」という労働組合の運動が前進していることも大きい。

 昨年末から新年にかけて、僕も首都圏青年ユニオンの一組合員としてサポートしている『牛丼チェーン「すき家」は未払い残業代を支払え!!』キャンペーンが、全国的に大きく盛り上がってきたのです。今月9日、厚生労働省記者クラブで記者会見した内容を新聞各紙が報道してくれて、なななな、なんと未払い残業代の総額は億単位という規模となっています。
 参考に、朝日新聞の記事を読んでください(少し重いですが)。

 それからそれから、不安定雇用で働く青年たちが主張し始めている。
 昨晩、僕、全労連青年部などが開いた07全国青年大集会(今年5月20日、東京・明治公園)の第1回実行委員会に参加したのだけれど、そこで「すき家」で働く組合員のレクチャーがあり、この間の団体交渉の様子など話してくれ、参加者一同、目から鱗(うろこ)、感動の渦に巻き込まれたのだった。

 早速、取材に来ていたライブドア・ニュースの記者がなぜ、サービス残業が違法なのか、その辺の部分も詳述している記事を書いているので読んでほしい。

 首都圏青年ユニオンの組合員が強調したことは、「アルバイトでも言うべきことは主張できる強さを持つべきだ」ということと、「僕らに支払われない残業代は、何に使われるのか? どこへ消えるのか? 残業代ってのは、当然もらえるお金なんだ」ということと、「僕たちは労働法を学ぶべきだ。しかし、そういう大切な法律を学べる場所がない。学校で教えるべきだと思う」ということだった。

 まさに、そういう総体としての労働組合の出番なんだと感じたのでした。

 終わり。

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コメント

まともに生活できる仕事を人間らしく働きたいという集会の報道が、

ライブドアニュ-スのトップになっていました。

単なる残業問題にしてないスロ-ガンが良いですね。
すき屋のことが大きく取り上げられていました。

動かすだけのエネルギ-はあった。
火をともすマッチ棒もあったのですね。

投稿: kenn | 2007/01/17 午後 09時05分

東洋経済、探してみます。今回は世論が反映されて大変よいことだと思います。
そして労働法等は学校教育ででも教えていないと知らないでしょうね。
使用者側にとっては、労働者は何も知らない方が、使いやすいのかも知れませんが。
国家公務員の非常勤職員とは労働法が適用されるわけではないし、かといって公務員と同じ権利があるわけでもないので、あまり主張もできないですよね。そしていかにして法律をすりぬけられるかという運用な気もします。
国民でもないのかもしれないですね。

投稿: とおりすがりですが | 2007/01/18 午前 05時52分

中学校社会科公民分野の学習指導要領です。
(3) 「(2) ア 私たちの生活と経済」
【学習指導要領の内容】
 身近な消費生活を中心に経済活動の意義を理解させるとともに,価格の働きに着目させて市場経済の基本的な考え方について理解させる。また,現代の生産の仕組みのあらましや金融の働きについて理解させるとともに,社会における企業の役割と社会的責任について考えさせる。その際,社会生活における職業の意義と役割及び雇用と労働条件の改善について,勤労の権利と義務,労働組合の意義及び労働基準法の精神と関連付けて考えさせる。

学校で教えてるンですよ。

 

投稿: hide | 2007/01/18 午前 08時32分

 オレには、学校で、具体的に教えられた記憶がない。
 そもそも公務員である教師は、労働法を知らないのではないか。
 何度も言う、オレには、具体的に教えてもらった経験がない。

投稿: 落第生 | 2007/01/18 午後 04時20分

 教育現場で、より具体的に労働法を学ぶという科目が必要な気がしますね。労働相談を行っていて、民間労働者も国家公務員も、とにかく自分たちの身を守る労働法や国家公務員法を知らな過ぎる気がするのです。
 働き始める前に必要だと感じます。

投稿: 国公一般担当者 | 2007/01/22 午後 09時01分

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