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2006/12/25

労働法に覚醒せよ。

 こんばんは。

 今日は、午前中、労働基準監督署に行き、監督官に相談。
 求職中の組合員4人が駆けつけ、不安や「おかしい!!」と思っていることを監督官に訴えました。監督官は、丁寧に説明してくれ、今後のアドバイスまでしていただきました。本当にありがとうございました。

 最寄りのJR駅に向かう道すがら、ある組合員が「労働相談から団体交渉へと進んで、これからのたたかいの道のりは決して短いとは思えないけれど、すべて初めての経験で、毎日、労働法とか勉強になっています」と呟(つぶや)いた。
 僕は、「そうだよね。普通は、こんな経験ってしないものね」と言い、「でも、この経験を、いつまでも忘れないでほしいんだよね」と言う。
「僕が労働組合の活動のなかに働きがいとやりがいを見いだすとするなら、とりあえず食える給料をくれるとか団体交渉が面白いとか、そういうことではなくて、さまざまな人との出会いのなかから、あなたのように働く者としての権利に目覚め、働く者の権利を行使する……、そんな労働者として学び成長する姿に同伴できるからなんですよね」
 組合員の彼女は、言う。
「雇用契約書が、こんなに大切なものだということを知りました。契約書にあいまいなことしか書かれてなければ、労働基準監督官も動けないということも……。わたし、今年の4月、いとも簡単に判子とサインをしましたけれど、そのときにボーナスのこととか契約更新のこととか突っ込んで聞かなきゃならないところがたくさんあったんですもの……」
「……でも、労働者一人ひとりは弱いから、おかしいと思う点があっても契約の段になったら、やっぱりサインしちゃうよね」
「初めてづくしのたたかいのなかで学んだことを、これからの暮らしに生かしていかなくちゃいけないよね」
「うんうん」

 若い組合員たちは、この10月末、会社からの突然の解雇通告を契機に、2人から6人へ、そして10人の大きな団結の塊(かたまり)へと成長していった。そうして、全員参加の団体交渉を2回行うなかで、会社は「絶対に払わない」と主張していたボーナスを3分の1まで払うというところまで追い詰めているのだ。
 そうして10人の若者たちは、師走の空の下、求職活動に必死だった。

 ……あと、もう少しだ。
 僕は、心の底からそう言ってあげたかった。

 労働者一人ひとりの力は、とても小さい。
 けれど、会社と労働者が対等に話し合える場は、労働組合法に定められている団体交渉しかないのだ。
 働く者が、そういうことを含めて労働法を学ばなければならない。労働法を学ばなければ、これからの狂った社会をサバイバルしていけない。「権利は、眠れる者を保護しない」と言われる所以(ゆえん)だ。

 ああ、そういう僕は、法律の勉強がまったく出来ていない(笑)。

 午後からは、職場で3件の労働相談を行う。
 一つは、不当解雇。
 二つは、元上司のパワハラ。
 三つ目は、職場の人間関係。

 ……この年末、なかなか大変になってきた。

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