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2006/10/06

霞が関の非常勤職員のみなさんへ(追記)

 こんにちは。

 今夜は、霞が関の非常勤職員のみなさんに呼びかけます。
 いつもお仕事、たいへんご苦労様です。

 各省庁当局が、霞が関で働くみなさんに「交付」した労働条件が書かれた文書を、国公一般の事務所にファクスしてくださいませんか? 

 非常勤職員の労働条件は、各省庁当局の裁量によって勝手に決められるので、無法がまかり通っています。僕たち国公一般に、あなたの労働条件を、ひとつひとつ検討させてくれませんか? 

 労働基準法では、第15条で「労働条件の明示」をうたっています。「雇い入れ通知書」とか「労働条件通知書」とか言われる文書として、少なくとも以下の5つは明らかに明示し、交付しなければならないと書かれています。

 1.労働契約の期間
 2.就業場所、従事すべき業務内容
 3.始業・就業の時刻、残業の有無、休憩時間、休日
 4.賃金の決定、計算・支払い方法、賃金の締め切り・支払いの時期
 5.退職に関する事項

 さらに、会社が定めている場合、以下のことも明示しなければならない。

 1.退職手当の適用範囲、手当の決定、計算・支払い方法
 2.ボーナスおよび最低賃金額に関する事項
 3.労働者に負担させる食費、作業用品などに関する事項
 4.安全・衛生
 5.職業訓練に関すること
 6.災害補償・業務外の傷病手当
 7.表彰・制裁
 8.休職


 それから、みなさんの労働条件には、社会保険・雇用保険はありますか?
 これらは、省庁で働く場合も一定の要件を満たせば、強制加入となる制度なのです。民間の労働条件通知書には、「その他」「備考」欄に記載されているものです。

 労働契約の期間は、どうなっていますか?

 霞が関で働く非常勤職員は、「バイト」扱いされていますが、「任用」関係にある非常勤国家公務員という身分で、労働基準法が適用されません。だから、労働基準監督署による行政指導が入りません。国家公務の労働条件の無法をただすのは、労働組合しかないのが現実なのです。

 国公一般は、霞が関で働く非常勤職員さんの労働条件が少しでもよくなるように全力で活動しています。
 以下のファクス番号に、「国公一般あて」とお書きの上で送信してください。あなたの連絡先を付けてくれると助かりますが、匿名でも結構です。
 秘密は、絶対に厳守します。

 【国家公務の無法を許すな!!キャンペーン】
 国公一般ファクス番号 03-3502-6362
 
 郵送の方は
 〒105-0003
 東京都港区西新橋1-17-14 リバティビル14 3F
 国公労連内 国公一般 行き


 よろしくお願いします。 

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コメント

こんばんは。
すぐに非常勤です。
労働条件通知書のようなものを交付されたことがありません。
それで労働条件その他もろもろが不明瞭で困っていた1人です。
強いて言えば、ハローワークに出されていた求人票や辞令(日給いくらなど金額記載)が情報です。
こんないい加減なことで良いのが疑問です。

投稿: すぐに非常勤 | 2006/10/08 午後 07時32分

すぐに非常勤さんと同様に、正確には辞令と求人の情報しかありません。
条件は前の人のだから、多少の変更があるかもしれないけど参考にして、人事担当からもらってないの?と課の方からコピーを一枚もらいました。

投稿: 美しい国 | 2006/10/09 午後 02時13分

私も同様です。
ハローワークの求人票と辞令のみ。
前の省庁ではきちんともらっていたので、おかしいな?と思って、今の職場でも確認したところ、
「どこかに提出する必要があるのなら、補佐と相談して書面で提示します」とイヤミなことを言われてました。
なので、今の職場では社会保険・雇用保険・厚生年金は入ってますが、労災ははいってません。通勤災害や業務中のケガが補償してくれないようです。
早く出勤する当番日に、がぶり寄りさんのところへこの求人票と辞令をFAXしたいと思います。

投稿: とある非常勤 | 2006/10/10 午前 09時57分

すぐに非常勤さん、とある非常勤さん、「美しい国」さん、いつもコメントありがとう。とても励まされます(泣けてきます!!)。ぜひ、手元にある当局文書や職安求人文書をこちらにファクスしてください。もちろん個人情報、秘密厳守ですので、ご安心ください。

 それから、大事なお願いがあるのです。

 そちらに僕のお願いメールを送りたいので、こちらにフリーメールを送ってくれませんか。どうしても大事なメールを送りたいのです。

 お忙しいとは思いますが、ご協力ください。

投稿: 国公一般担当者 | 2006/10/10 午後 06時08分

みなさんのコメントを拝見し、どこの省庁も同じような問題があるのだということを少しは認識できました。

国公一般担当者さま

お疲れ様です。
フリーメールの機能を普段使用していないので機能しなくなっています。メールが送れなくて申し訳ありません。
私はまだ20歳代前半で、就職活動を粛々とですが継続しています。内閣府との付き合いはそう長くは続かないことが私の望みなので顔を出したり名前を出して内閣府と対立する気はあまりありません。もちろん、内閣府に対して言いたいことは沢山あるのですが。
少々、お時間頂戴いたしますが労働条件もろもろが書かれている書面をそろえて送付させていただきます。
それでは失礼します。

投稿: すぐに非常勤 | 2006/10/10 午後 10時15分

すぐに非常勤さんへ。
>顔を出したり名前を出して内閣府と対立する気はあまりありません。

 そういうお願いではありません(笑)。よろしければ、連絡先を教えていただければ助かります。

投稿: 国公一般担当者 | 2006/10/11 午前 09時58分

おはようございます、がぶり寄りさん。
今日が早番だったので、書類をFAXする準備を整えていたのに自宅に忘れてきてしまいました・・。
コッソリFAXできるような環境でないので、
もうしばらくお待ち下さいませ。
それと、「国公一般しんぶん」ですが、配布されて場所で受け取ることが出来ません(H省)。HPでも閲覧できるととても良いのですが・・・。

投稿: とある非常勤 | 2006/10/12 午前 09時41分

私の職場からも気軽にFAXできないのと通信履歴が残ってしまいます。課内に不満があるわけではなく、今まで泣く泣く辞めていった方も省内に多いですし、ずさんな管理や各省庁の長の裁量で決まっている条件とはどなたが決めているのですか?法律に従う必要がないなら、人事院に従う必要もないですし、素人思考ですいません。

投稿: 美しい国 | 2006/10/13 午前 08時19分

とある非常勤さん、「美しい国」さん、おはようございます。いつもお仕事、お疲れさまです。「労働条件書」は、ファクスでなくても、郵送でも結構ですから(80円切手かかるけど……)。なんだか、読んでる僕は、ハラハラしますよ~(笑)。

 とある非常勤さん。
 機関紙「国公いっぱん」は、毎月、内閣府前(第1週水曜日)と外務省・財務省(第3週水曜日)の早朝宣伝のとき、配布しています。ホームページからPDFファイルでダウンロードできるようにしたいのですが、技術が追いつかない(笑)。組合員(組合費は月1000円です)になっていただき、連絡先が分かれば、こちらから郵送するのですが……。

 「美しい国」さん。
 そもそも「非常勤職員」という言葉は、国家公務員法に一言もなく、人事院規則で決められています。任免(人事院規則8-12)、非常勤の特例(同8-14)、勤務時間及び休暇(15-15)等です。給与は、給与法22条です。
 ある省の内部文書によると、非常勤職員の賃金額を決めているのは、人事の責任者の全体会議で決まっていて、それが各課庶務係長へ降りています。問題が発生した場合、総務課の各担当(給与=経理、休暇=人事、福利厚生=管理)が対応します。
 で、結局、誰が決めるのか? 財務省に文句を言われて、人事・総務のトップが決めているというのが事実だと思います。

 すべては、人事院規則と給与法のもと、一方的に決められるのです。悔しいです。あなたの省庁のトップを団体交渉でギャフンと言わせたいです(笑)。

 お互いに励まし合いながら、頑張りましょう。

投稿: 国公一般担当者(長め) | 2006/10/13 午前 10時38分

お忙しいところ、ご回答ありがとうございます。
以前の新聞記事であったと思うのですが、非常勤等の給与は人件費ではなく、物品費のようなところから出ているのですよね?物品だから公務員削減の対象には関係ないし、どんな運用をしても表には出にくいということですか?人事院の規則と省のトップ?(総務、人事)と戦うのは難関そうですが、再チャレンジだかの政策に常勤非常勤の格差を減らそうとあった気がします。同等にせよとは申せませんので、より良い運用ができればと思います。
今さらですが、なぜフリーメールなのですか?

投稿: 美しい国 | 2006/10/28 午前 10時59分

「美しい国」さん、こんにちは。
 いつもお疲れさまです。今日は、休日出勤の職場からコメントします。

 まず、非常勤職員の給与は、机や椅子などを買う物品費にあたる「庁費(ちょうひ)」から出ています。政府は(正規職員の)総人件費を減らす方針ですが、それに加えて、各省庁の公務に関わる全体の支出も抑えようとしていて、今年度の予算を見ると、各省のきなみ「庁費」が大幅に減らされているのが分かります。
 ですから、例えば、厚生労働省の非常勤職員などは、昨年まで支給されていたボーナスや住宅手当などが廃止されました。任期も1年から半年更新と、より小刻みになりました。こんな一方的な労働条件の不利益変更は、民間では許されないことなんです。

 フリーメールというのは方便(ほうべん)で、あなたの自宅のパソコンの自分のアドレスから送ってほしいということです。決して職場のメールから出さないでください。省庁の管理者がサーバーに残ったメールをのぞき見することが出来ますから(怖い怖い……)。

 非常勤職員は、いつクビになるかわからないという立場が弱くて不安定な身分です。当局に目を付けられたら終わりなので、細心(さいしん)の注意を払っていただきたいのです。

 ではでは。

投稿: 国公一般担当者 | 2006/10/28 午後 12時01分

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