労働組合活動との出会い。
こんばんは。
労働組合の活動を始めて、早くも2年3カ月が経とうとしているんですけど、本当にいろいろなことを学ばせてもらっている日々です。労働相談、団体交渉、合意書を交わすとき、勝利解決のときのビールの美味しさ(笑)、労働法から民法の契約関係までの法律の学習……、いろいろあって書き切れないのだけれど、やはり一番学ばされるのは、立ち上がる組合員の成長していく姿、たたかう組合員の輝く姿だ。その姿から、僕は人間として大切なもの――一言では言いあらわせないのだけれど、働く者が持つプライドの強さみたいなもの教えられる。
人間は、負けてばかりじゃないという確信。
労働組合と出会う前の僕は、仕事ばっかりの人間。上司の言うがままに働き、働き、働き……。
体を壊す寸前で出会った、労働組合の存在。
労働組合の活動を始めて身についたことは、相手が誰であれ、不合理なことや不正義のこと、許せないと思ったこと、自分のプライドを傷つけるような相手に対して、意見を自由に言えるようになったことだ。
自由にモノが言えすぎて、この前の団体交渉なんか、定年前の管理者4人が居並ぶ前にして、僕、「公務リストラって繰り返すなら、まずは、無能なお前ら管理職が退職してさ、その分浮いた人件費で、ここにいる非常勤職員の給与を上げよ!!」なんてかましてしまった(笑)。
さっき、ある省庁で働く派遣職員さんの労働相談が終わったのだけれど、彼女は、職場では貝のように口を閉ざして苦しんでいた。なんとか、僕が労働組合と出会い、学んで変わったように、なんとかして彼女にも変わってほしいと思った。
オルグの醍醐味、頑張りまっせ(笑)。
さあ、いまから飲むぞ~!!
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コメント
無能だのお前らだの退職勧告だの、例えばどこかの課長
が非常勤さんにそういったことを言ったら目を三角に
して怒るんでしょう?何故あなたが言う分には許される
んですか?自分たちは正義だから何をしても良い?怒鳴り
散らして悦に入っているような幼稚な人々の集まりだと
いうことですか、組合ってのは。
投稿: 権兵衛 | 2006/07/25 午前 02時29分
権兵衛さん、おはようございます。
いつもは紳士的に団体交渉する僕なんですが、このときばかりはキレましたね(笑)。
定年間近の公務員が……、人事院から「民間準拠」と言い続けられて生きてきたはずの管理職公務員が、「若返りのために、あなたを解雇します」と非常勤さんに通告し、団交では、その発言を堂々と認めたうえで撤回しなかったんですね。
さらに、「われわれは公務員のリストラをしなくちゃいけないから、総人件費抑制ですから、より若い子の方が安くあがるわけで」などと、非常勤さんのいる前で無邪気にのたまって笑ったからです。
僕は、こいつは馬鹿か?とあきれ果てたわけです。
でも、僕がガツンと言ったからかどうかわからないけれど、第2回目の団体交渉の冒頭で、その管理職は「私がそう発言したかどうかは別にしまして、今年度末までの雇用を継続させていただきます」と宣言し、ものの15分で解決しました。
幼稚で無邪気なのは、僕たちではなくて、管理職の方々なんですよ。
権兵衛さんなら、どんなふうに切り返しますか(笑)。
投稿: 国公一般担当者 | 2006/07/25 午前 08時04分