« いじめ、セクハラは世界的な傾向 | トップページ | 中野区立保育園の非常勤保育士たち »

2006/06/15

自民党に回収されないように

 このブログでは、あんまり政治的なことは書かないようにしているのだけれど、昨晩、帝国ホテルで開催された新党日本(代表・田中康夫長野県知事)の「日本を変える意志の集い」に招待されて(ちょっとだけ)参加したので、仁義を切るつもりで感想を書いておく。
 まずは、田中知事、招待状、ありがとうございました。帝国ホテルに行けたこと、一生の思い出になりました。

 さて、感想。

 あそこに参加していた偉い人たちで、月16万円そこそこで都内一人暮らししている若者の気持ちがわかる人は、いったいどれぐらいいただろうかと思った。……それだけ、終わり(笑)。
 田中代表の次に登壇した亀井静香衆院議員は、はっきりと「この場におられる人たちで負け組の人はいないでしょうが……」と演説の前置きをしていたから、たぶん、いないと思った(笑)。

 僕は、ほぼ90年代の日本の政治を見てきたから、自民党を批判して一定期間距離を置くけれど、結局、自民党に吸収されていく議員たちをたくさん見てきた。いま、それが民主党になっているだけだ。僕個人の意見だけれど、民主党では自民党の対抗軸には絶対になれないと思っている。新党日本のみなさんが、民主党に吸収されないことを祈るのみだ。
 乾杯のときにゲスト出演した菅原文太さん曰く、「小よく大を制す」だ(笑)。

 そのことは霞が関改革も同じで、自民党につくか民主党につくかと迷っているうちは、メンタル職員は減らないし、パワハラもセクハラもなくならない。それこそ不夜城は永遠に続くだろう。
 霞が関の若手官僚たちが一所懸命になってグループを作って頑張っているけれど、牧歌的に「国民のため」なんて言っているうちは、したたかなベテランキャリアに対して下克上はできない。

 僕の、憲法学の恩師である長谷川正安・名古屋大学名誉教授が、30代のときに書いた論文は、この日本社会を規定する二つの法体系論を鋭く分析したものだが、日本国憲法の精神を優先させるのか、それとも日米安保法体系を優先するのか、どちらが国民のためになるのかを具体的に問うた名論文だから一読してほしい。

 いまの政治家と官僚たちに問われているのは、日本国憲法の精神を生かすことが国益になるのか、それとも日米安保条約を優先することが国民のためになるのか、そのことをはっきりと表明することなんだ。

|

« いじめ、セクハラは世界的な傾向 | トップページ | 中野区立保育園の非常勤保育士たち »

コメント

この記事へのコメントは終了しました。

トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 自民党に回収されないように:

« いじめ、セクハラは世界的な傾向 | トップページ | 中野区立保育園の非常勤保育士たち »