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2006/06/30

霞が関の実態を話すこと

 こんばんは。

 いま、名古屋駅の新幹線口にあるホテルに泊まっています。
 木曜日の夜から、国公労連が全国各地で主催する労働学校に参加しているのです……、東京→名古屋→大阪と「死のロード」なのです(笑)。東京都労働委員会への不当労働行為救済の申し立て、ある省庁の請負会社との団体交渉再開の折衝、経済誌から依頼されている論文、国公一般のニュース作り、全国から寄せられる相談メールへの返信など、僕がやるべきことが山積みのまま事務所をあとにしましたから、疲労と心配で死にそう。
 
 さて、大学時代に馴染(なじ)んだはずの名古屋なんですが、しばらく寄らないうちに見違えるほどリニューアルされていました。
 駅前のツインタワービル、あれ、何なんでしょうか? 冨の象徴というんだったら、ちょっと怖いと思いました。

 しっかし、きしめんは美味しいなァ。あれ、日本のパスタですな(笑)。
 何で、全国に広がらないのでしょうか?

 労働学校では、国家公務員の権利と義務、日本国憲法の精神、総人件費削減反対のたたかいなどを学びますが、僕もお話をさせていただきます。この2年の間に、僕が実際に見聞きし、組織してきた霞が関の実態と非常勤職員・派遣職員・請負職員さんの悩みや不満などを具体的に知ってもらう活動です。

 ああ、寝よ寝よ。

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2006/06/27

出張中、ということで。

 今日と明日、大事な会議で出張中です。
 非常勤職員の労働条件をめぐる交渉の件、もう少しお待ちください。

 みなさん、飲み過ぎに注意しましょう。

 今週末も名古屋、大阪と出張です。

 国公一般という組合は、そもそも小さいのですから、酷使しないでください(笑)。

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2006/06/26

非常勤職員の感想文(抜粋)

 今夜は、先週の24日(土)に開催された第5回非典型労働者交流集会に参加されたみなさんの感想文を抜き出しておきます。その前日、僕は人事院・総務省との交渉にのぞんだのですが、その内容は明日以降にここで報告しますのでよろしくお願いします。

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 いろいろな職場の実体験を聞かせていただいて本当に勉強になりました。
 職場の現状や事務補佐員の悩み、労働条件の改善など意見を聞くことができました。この集会がきっかけで組合に入ったのですが、意見を交換する場としての、このような集まりは必要だと実感しました。初めは、組合に入ることで何が変わるの?? と思っていましたが、今では声をあげていくことで現状を変えていくことができるんだと感じています。

 事務補佐員には、ほとんど「引き継ぎ」がされないので最初の仕事はいろいろ大変なんです。そのため、正規の国家公務員のみなさんの仕事にも支障が出るし、仕事がスムーズに流れません。こうした「引き継ぎ」がきちんと行われたのなら、正規の職員と非常勤職員との連携もうまく流れ、仕事も効率的に運ぶと思います。

 初めは、わたしたちの大きな課題である「3年雇い止め」を中心に話し合うのかと思いましたが、いろいろな省庁で働く非常勤職員のみなさんが職場の実態を訴え始めたので、人事院規則の建前でない、本当のことを知ることができました。
 みんな差別のような、常勤職員との境界線が引かれていて、雇用条件にせよ、扱いにせよ、本当に悪い環境のなかで頑張って働いているんだな、わたしだけじゃないんだと心強く思えました。今日、わたしは、いままで心のなかに溜めていたことを大勢の前で発言し、みなさんに「それは間違ったことをされていたね」と共感していただけて、すごく心が楽になりました。参加してよかったです。

 今回初めて集会に参加しました。非常勤の雇用条件の悪さを改めて感じ、組合がずっと昔からそれを改善しようと働きかけていることを知りました。就職することが難しい現代で、特に女性は、非常勤という働き方は必要だと思っています。少しでも今よりよい条件のなかで働けるよう、みんなで頑張っていきましょう。

 給与について日額制であることに不満を感じています。毎月の家計予算を立てていく上で月々の収入に波があることはとても不安定なことなんです。せめて毎月の生活費を安定してプランできるように改善してほしい。

 全国にはパワハラやセクハラを受けている非典型労働者がたくさんいることを知って、怒りを覚えました。
 ただでさえ満足でない待遇のなかでガンバッテいるというのに、さらに精神的苦痛となるようなことが職場で起きてしまうことは非常に問題です。ただちに改善してもらいたいです。
 非常勤=職員より弱い立場。こういう意識が少なからず感じられて、そういう差別意識がなくならない以上、職員と同等に健康な状態で働いていくことは困難だと思ってしまいます。

 ほかの省庁の職場の待遇と自分たちの待遇を比較できる貴重な集会でした。自分たちが恵まれているところもあれば、そうでないところもありました。なかには本当に酷い例が紹介され、考えさせられました。私たちは3年で「雇い止め」されてしまいますが、あとあとの非常勤職員さんのためにも、このような集会は続けていってください。

 非常勤職員のやっている仕事と常勤職員の仕事とは、ちゃんと線引きしてほしいと思います。特に、お金=税金がからむ仕事などは、私たち非常勤職員任せにしないで、一緒にやってもらいたいです。あと、常勤職員は自分のお茶ぐらい自分で入れてほしいし、洗ってほしい。忙しいときは、そこまで手が回らないこともありますが、私たちはお茶やコーヒーの買い出しまでさせられていることを考えてほしいです。

 公務に携わる非常勤は、自分たちの勤務条件を詳しくわかっていない方がほとんどです。私も今回、この交流会に参加して初めて知ることがたくさんありました。また、常勤職員との待遇の違いを知らなければ、私たちの待遇はこんなもんなんだ……と思い込み、それが当たり前だと諦めてしまいがちです。だからこそ、労働組合が、その「違い」をわかりやすく説明し、一緒に改善していきましょうと加入をすすめることが大切だと思います。ただ、組合加入だけを訴えるのでは、「どうせ3年だし」「お金がかかるし」ということで加入しない人がほとんどだと思います。

 生理休暇、子どもの看護休暇を有給にしてほしい。結婚休暇も新設してほしい。一生に一度のことであり、男女問わず、権利を認めてほしい。
 国民は、一般の公務員の定員削減にともなうサービスの縮小や質の低下を望んでいないと思っています。歳出削減は、まず無駄遣いを減らしてほしいというのが、本当の願いではないですか。そのことを切り口にして、交渉にのぞんでください。

 年休が10日しかないので、病気をしても休みにくいのです。常勤職員と同じにしてほしいです。

 正規職員と同じ、夏季休暇をください。お金じゃない。

 以前、パワハラに遭いました。その上司を前にすると怖くなるのです。いまの課でも多少あり、バイト仲間同士でも仲がいまいち、困っています。

 民間と公務のはざまにおかれている非常勤。日本の雇用の問題として、人間をモノのようにあつかう風潮がよくないと思う。こういうことを社会問題化していくことが大切だと思います。

 非常勤にも住宅手当を出してほしい。今回初めて参加させていただきましたが、組合のこともまだよくわかっていなかったので、今日はとても勉強になりました。これから3年間、少しでも職場が改善されるように頑張りたいので、よろしくお願いします。今日は本当にありがとうございました。

 今回で2回目の参加になります。たぶん書記局に詰めていると非常勤さんの声ってなかなか組合に届きません。今日、非常勤さんの意見を直接聞いて、改めて問題意識が芽生えました。そして、励まされました。支部青年部の機関紙などに今回の集会の様子や感想を載せてもらい、非常勤職員さんの現状を広く知ってもらいたいです。

 私が感じてきた悩み、不安、疑問をこんなにも全国の方が同じように感じ、それを解決しようとされている方がいることに感動しました。みなさん、とても意識が高く、それを行動に移され、常に前向きなことに驚きました。私は組合に加入したばかりでまったくわからないことばかりですが、少しずつ勉強していきたいです。
 私たち非常勤職員に対して、もっと「ほうれんそう」(報告、連絡、相談)してほしいです。次の年度によって上司が替わり、いつも不安なのです。

 「雇い止め」は、本当につらいです。更新できなかった方、更新できた方、どちらにしてもモチベーションが下がり、4月までは不安定な気持ちで仕事をしなければなりません。とても、ぎくしゃくした関係なのです。根が深い問題ですが、少しでも何か改善していきたい。組合に加入されていない方に対して、もっとこの組合の良さをアピールしてほしいです。組合の良さを知らない方がいるなんて、損だと思います。

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 まだまだあるけれど、とりあえず、この辺で止めとこう(最後の感想は、僕のデッチあげてはありません、念のため……)。

 ああ、打ち込むのが大変だったけれど、非常勤職員の生の声がびんびん伝わってきて、集会のことをリフレクションしてしまう。全国のみなさん、負けずに頑張りましょう。

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2006/06/23

飲み飲みの金曜日

 いま東京・有楽町で飲み飲み飲み。

 今週は、いろいろなことが次々と起こって大変な一週間だったなァ……、しみじみ。
 日課である、このブログさえ書けなかったんだから、ストレスが溜まりまくりです、だから飲みまくりなんです(笑)。

 さあ、土日もバリバリ働いて、来週から言葉の銃をぶっ放していきますよ。

 追伸)いま一緒に飲んでいる、国公労連の24歳の女性書記さん曰く、「がぶりさんって、まったく下心が感じられないんですよね~、めちゃくちゃいい人かめちゃくちゃ変人か、どっちかだわ~」だってさ……、おとなを馬鹿にするでないぞよ!!

 明日は、第5回非典型労働者交流集会です。100人以上が集まる予定です。
 みなさんのご参加をお待ちしています。

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2006/06/16

中野区立保育園の非常勤保育士たち

 東京都中野区が、2年前、区立保育園で働いていた28人の非常勤保育士を全員解雇するという事件があって、そのうち4人の女性たちが勇気をふるって立ち上がり、解雇の無効を訴えてたたかっていた裁判の判決が8日、東京地裁で下された。解雇無効の訴えに対して、判決は「公法上の任用行為であり、期間一年として任用された以上、再任用を請求する権利はない」とのべて退けた。任用は、国の裁量だから文句は言えないという従来の形式論を踏襲したものだった。
 しかし、判決は他方で、被告である中野区に対して、雇用継続の期待権を侵害したことは法の保護に値するとして、4人の元区立保育士にそれぞれ40万円の慰謝料を支払うように命じている。彼女たちは、直ちに控訴の手続きを取り、引き続きたたかいを広げようと決意している。

 判決文のなかから、いくつか引用しておきたい。

「『非常勤』の保育士といっても、その職務の必要性は一時的なものではなく、将来的にも職務が不要になるとは考えられないこと、保育士という職務は、専門性を有する上、乳幼児に対する保育に従事するものであって、職務の性質上、短期間の勤務ではなく、継続性が求められること」

「定年はない」「一日でも長く働いてください。辞めないでください」「正規と同じように非常勤も異動するので大丈夫ですよ」(と言った中野区の説明など)によって「再任用が、原告らにおいて9回から11回にも及んでいることを考慮すれば、原告らの(契約更新の)期待は法的保護に値する

 専門性を有し、短期間の勤務ではなく、継続性が求められる。そんな大切な仕事をしているのに、そもそも「非常勤」というのは無理がある。9年も11年も継続雇用しているにもかかわらず、だ。こんなに簡単にクビにできるようなシステムが、いまの日本社会を根本からおかしなものに変えつつある。ホリエモン、村上ファンド、福井日銀総裁……、資本金を汗水流して働いて用意せずに他人から融資してもらい、右から左へ移動させるだけで莫大な利益をあげるような「働き方」が、マスコミによって持ち上げられている。

 ある非常勤保育士は、次のように言っている。
「わたしたちは、1年契約を繰り返し更新しながら10年以上にわたって区立保育園で働いてきました。わたしたち非常勤保育士は区か『長く働いてください』と言われていて、65歳まで働き続けられると思っていました。年収200万円にすらおよばない低賃金ですが、子どもたちの成長に心を砕いて働き続けられたのは、保育士としての誇りがあったからです。子どもと保護者のために一所懸命働いてきたわたしたちが、なぜ、『たかが非常勤』と軽んじられ、クビを切られなくてはならないのか、いまだに納得いきません。区を相手取った民事裁判は一部勝訴判決を得、引き続きたたかっていきます」 
  

 地域の保護者からも、「あまりに乱暴な首切り」「子どもたちとなじんだ先生を引き離すのはひどい」という声があがっていた、中野区の非常勤公務員リストラ方針……。新聞によると、今週初め、リストラを進める田中区長は、戦後2番目に低い投票率の選挙で再選されたという。

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2006/06/15

自民党に回収されないように

 このブログでは、あんまり政治的なことは書かないようにしているのだけれど、昨晩、帝国ホテルで開催された新党日本(代表・田中康夫長野県知事)の「日本を変える意志の集い」に招待されて(ちょっとだけ)参加したので、仁義を切るつもりで感想を書いておく。
 まずは、田中知事、招待状、ありがとうございました。帝国ホテルに行けたこと、一生の思い出になりました。

 さて、感想。

 あそこに参加していた偉い人たちで、月16万円そこそこで都内一人暮らししている若者の気持ちがわかる人は、いったいどれぐらいいただろうかと思った。……それだけ、終わり(笑)。
 田中代表の次に登壇した亀井静香衆院議員は、はっきりと「この場におられる人たちで負け組の人はいないでしょうが……」と演説の前置きをしていたから、たぶん、いないと思った(笑)。

 僕は、ほぼ90年代の日本の政治を見てきたから、自民党を批判して一定期間距離を置くけれど、結局、自民党に吸収されていく議員たちをたくさん見てきた。いま、それが民主党になっているだけだ。僕個人の意見だけれど、民主党では自民党の対抗軸には絶対になれないと思っている。新党日本のみなさんが、民主党に吸収されないことを祈るのみだ。
 乾杯のときにゲスト出演した菅原文太さん曰く、「小よく大を制す」だ(笑)。

 そのことは霞が関改革も同じで、自民党につくか民主党につくかと迷っているうちは、メンタル職員は減らないし、パワハラもセクハラもなくならない。それこそ不夜城は永遠に続くだろう。
 霞が関の若手官僚たちが一所懸命になってグループを作って頑張っているけれど、牧歌的に「国民のため」なんて言っているうちは、したたかなベテランキャリアに対して下克上はできない。

 僕の、憲法学の恩師である長谷川正安・名古屋大学名誉教授が、30代のときに書いた論文は、この日本社会を規定する二つの法体系論を鋭く分析したものだが、日本国憲法の精神を優先させるのか、それとも日米安保法体系を優先するのか、どちらが国民のためになるのかを具体的に問うた名論文だから一読してほしい。

 いまの政治家と官僚たちに問われているのは、日本国憲法の精神を生かすことが国益になるのか、それとも日米安保条約を優先することが国民のためになるのか、そのことをはっきりと表明することなんだ。

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2006/06/13

いじめ、セクハラは世界的な傾向

 共同通信の記事を読むと、職場でのいじめ(パワハラ)、セクハラは、世界的な傾向らしい。
 僕は、常々、霞が関特有の、最悪な特徴だと考えていたのだが……、各省庁の任命権者よ、他人事のように安心するでないぞよ。
 しかし、非常勤職員からのセクハラ告発のメールが続いている。

 職場の「いじめ」が増加/世界的傾向とILO憂慮

 【ジュネーブ14日共同】
 国際労働機関(ILO)は十四日、世界的に職場での「いじめ」が増加しているとの報告書を公表、国によっては「感染症のように」まん延していると憂慮を表明した。
 日本については、民事上の労働紛争相談件数のうち、いじめや嫌がらせの申し立てが2002年度は約3万2000件で、03年度の上半期には5万1444件に急増したとしている。
 また欧州連合(EU)二十五カ国では、職場での精神的な嫌がらせやセクシュアルハラスメント(性的嫌がらせ)の被害者が年間1500万人に達している。
 報告書によると、職場での暴力行為は世界的に減少傾向にあるものの、タクシー運転手や教職員、医療従事者などへの暴力は増加している。

 共同通信が今年3月に配信した記事に次のようなコラム(囲みもの)もあった。

 ひと・立ちばなし

 ▽「モラハラ」防止を
 「一つ一つは小さなことでも、繰り返せば、労働者の尊厳を否定し、心身に深刻なダメージを与える。職場のモラルまでも急激に悪化させる」
 「精神的嫌がらせ」と訳される「モラル・ハラスメント」。この言葉を生んだフランスの精神科医マリー・フランス・イルゴイエンヌさん(57)が2月下旬、過労自殺を研究する弁護士らの招きで初来日。東京と大阪で対策の必要性を訴えた。
 日本では男女雇用均等法でセクハラを禁止しているが、いじめやパワーハラスメントは対象外。英国、フランスなどでは1990年代後半から相次いで、いじめを含めた幅広い概念で精神的な嫌がらせ禁止を法制化した。
 「法律による制裁が唯一の対策だ。被害が発生してからでは遅い。他人への尊厳を重んじる学校教育や管理職教育が予防につながる」と対策に取り組むよう求めた。

 僕が思うに、結局、パワハラとかセクハラってのは、他人に対する想像力の著しい欠如が生み出しているような気がする。……マリーさん、いいこと言っていますね。

 われわれ労働組合が、団体交渉でガンガンやるのは、パワハラではありません(笑)。

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2006/06/12

来週23日、非常勤職員の待遇をめぐって人事院・総務省交渉

 こんばんは。

 タイトル通り、来週23日の午後、非常勤職員の待遇をめぐって人事院・総務省交渉を行います。
 これまで、僕のデスクの上には、霞が関で働く非常勤の組合員や「匿名」非常勤、ブログ愛読者の非常勤、はては元非常勤の方々から、たくさんのメールやハガキなどいただいてきました。
 たった一通のメールが、当局を動かしたという例は、この2年でもたくさんある。

 この春、総務省と交渉したときは、僕は、「あなたたちね(キャリア官僚に向かって)、霞が関の非常勤職員がサービス残業させられている実態を知っていて、『非常勤には、恒常的ではない、あくまで臨時的な業務の遂行に当たってもらっている』なんて言っているのか!!」と厳しく追及することができました。これは、実際、僕がサービス残業を強いられている非常勤職員から聞いた話でした。彼女は「上司から『いつかお昼おごるから』って言われても出来ないよ!!」と怒っていました。
 頭がいいと言われているキャリアの答弁は、馬鹿の一つ覚えのように同じようなことを繰り返し、最後は、「人事院が適正な制度をつくり、各省庁が適正に運用している」などという、まったくもって心のこもっていない(まったく無責任な)言葉で締めくくる。

 政治学者の故・丸山真男先生に教えてあげたい、無責任の体系・霞が関(笑)。

 さて、国公労連の夏季闘争の要求には、以下のようなものを項目にして立てました。

 3.非常勤職員の均等待遇の実現にかかわって
 ・いわゆる「雇い止め」を規制するなど、非常勤職員制度を抜本的に見直すこと。
 ・常勤職員との均等待遇実現のため、給与法をはじめとする諸規定を整備すること。
 ・非常勤職員の休暇等については、常勤職員に準じて改善すること。
 ・当面、無給とされている休暇を有給にするとともに、夏季休暇、結婚休暇、介護休暇や育児休業などを制度化すること。
 ・一定期間勤務することが予定される非常勤職員については、採用時からの年次休暇取得を可能とするなど、実態に即して改善をすること。

 これらの要求に対し、来週の交渉で人事院・総務省から回答があるのだが、積極的な回答を引き出すためには、この僕が、霞が関の職場における非常勤職員の待遇について具体的でリアルな現状報告をしなければならないのだ。
 これまで僕は、毎日のように各省庁のフロアを歩き、お昼のランチを食べている非常勤職員のみなさんから話を聞いているけれど、このブログを読んでいる(まだ見ぬ)非常勤職員のみなさんにもお願いします。当局から足のつかない個人のフリーメールで(笑)、あなたの待遇や不満などを具体的に報告してくれませんか。
 すでにセクハラやパワハラ(いじめ)、7月から運用実施される勤務時間延長の問題などが寄せられています。よろしくお願いします。

 ああ、今夜は、「さくら水産ダイエット 2」を書こうと思ったのだけれど、もっともっと大事なことが山積みになっているので、そのことを連日、連打していきますのでよろしくお願いします。

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2006/06/09

絶対に辞めちゃ駄目!!

 今週は、2件の民間企業と1件の外郭団体(天下り先)との団体交渉があり、極めてタイトな一週間だった。机をバンバン叩いて相手の違法を追及したエキサイト型団交もあれば、穏和に法論理のやりとりで解決に導くマイルドなものもあった。しかし、どちらにせよ、国公一般の、たった一人の組合員を裏切らない、絶対に守るという至上命題を貫くという姿勢は変わらない。

 午後、団交から帰ると、今年3月まで厚生労働省の外郭団体(天下り先)を退職したという女性から電話での労働相談があった。
 実は、この女性、昨年10月にも、職場で起きている不正やいじめ、さまざまなトラブルを一身に背負って困り果て、国公一般の労働相談に電話をかけてきた人で、僕は、「いろいろ電話で言ってもわかりませんから、とにかく当局の文書、給与明細、労働条件通知書など一切合切(いっさいがっさい)持って、直接、事務所に来てください。絶対に辞めてはいけません。踏ん張ってください」と言い、日程と時間まで決めた人だった。
 ただ、「匿名でお願いしたい」と言っていたので、嫌な感じがしたのだが、結局、彼女はその日の労働相談には姿を見せなかった。

 今日寄こした電話を聞く限り、彼女の要求は、1.とうとう退職に追い込まれ、退職金も自己都合退職のためと(正規職員なのに)非常勤職員規定に合わせられ減額された、2.社団法人の不正の資料は整っている、なんとか明らかにして当局にぎゃふんと言わせたい、3.慰謝料・謝罪その他を支払わせたい、4.退職したら職がなくなってしまった、どうすればいいのか、などなどだった。
 社団法人を辞めて3カ月、ハローワークに通う日々のなかで、職場での悲しみや怒りが沸々とわいてきて、「なんとか組合が助けてくれないか」と訴えるのだった。

 ああ、いいですよ、と言うのは簡単だ。
 なるほど、彼女の持っている不正の数々を記録した資料を追及の武器にして、厚労省の天下り先に突きつければ、最終盤国会を迎えた小泉茶番内閣の左足の小指の先ぐらいにチクッて一矢報いることができるかもしれないな、とは思う。もしかしたら、いくらかの解決金が支払われるかもしれない。

 しかし、僕は、「組合にやれることはありません。弁護士を雇って、たたかってください」と言った。それも冷たく。

 労働組合の存在意義は、苦しくても会社を辞めない労働者を守ることにあるし(不当に解雇された労働者を守るためにあるし)、その職場で仲間たちが働き続けるからこそ、労働条件や制度の改善を第一の要求に掲げて団体交渉を打って当局を追及していく。金銭解決という結末を迎えることが多いけれど、僕たち国公一般の第一の要求は、多くの労働者を縛っている制度を改善することにある。

 彼女は、「匿名」で電話をかけてきて、労働相談の日時まで決めたのに現れなかった。
 さらに、3月にみずから退職届を書いて、退職金まで受け取っていた。
 3カ月が経って、もとの職場での悲しみや怒りが収まらず、組合に泣きついてきた。

 女性の地位向上のため、ほぼ半世紀にわたって女性差別裁判に関わってきた弁護士・坂本福子さんは、「権利は眠れる者を保護しない」と言うのが口癖だが、労働組合もまた、「たたかわない者はサポートしない」。
 
 誰かがやってくれる、組合がやってくれる、ではなく、あなたがやるから組合がサポートするのだ。

 いま苦しんでいる国公職場で働く仲間のみなさん、何があっても辞めては駄目!!
 どんなに肩叩きにあっても、絶対に辞めちゃ駄目、まずは労働組合に電話を下さい。

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2006/06/08

限りなく黒に近いグレー

 昔、作家の村上龍さんが書いた芥川賞受賞作で「限りなく透明に近いブルー」っていう小説があったけれど、一昨日エントリーした史上最悪の労働条件で非常勤職員を働かせている霞が関の省庁をズバリ表現させてもらうと、「限りなく黒(違法)に近いグレー(脱法)」てのがピッタリだ(笑)。

 僕がブログで少し書いたら、当局の秘書課が動き、その省庁にある労働組合が動き、それなりの説明責任を非常勤職員に果たそうとしているのがよくわかったので、吊し上げみたいなキャンペーンはやめようと思う。ただし、明日あたりから、そこの省庁の労働条件が、いかに酷いものなのか、それを一つひとつ具体的にぶっ潰していきたいと思う。

 これは、民間準拠の公務員待遇という人事院的観点というよりは、僕、常識の範囲の問題だと思っています。
 フツーに考えるとき、2年間働いて一日も有給休暇がないなんておかしいでしょうが? 社会保険も雇用保険もない。秘書課は勤務条件の書かれた紙を後出しで見せて、「あらかじめ『保険はない』という条件で契約している」とのたまったそうだけれど、保険というのは、要件を満たせば当局に加入義務が発生するという性格のもんなんだぜ、知ってた?

 正規の国家公務員は、なぜ、となりで働く非常勤国家公務員の悩みや要求に寄り添わないんでしょうか? 自分だけの身分と給与が確保されれば他人のことなどどうでもいいと思っているのだろうか。やはり、その職場に組合員がいなくては駄目だと思いました。僕が連絡を取った組合の支部はすぐに会議を開いて、いろいろと動いてくれましたから……。

 いま、本気で非常勤職員の待遇改善に動かなければ、政府の公務員攻撃に打ち勝つことは、絶対にできないと思う、本当にそう思いました。

 今月24日(土)、第5回非典型労働者交流集会、やります。
 当然、正規の国家公務員も参加できます。多くのみなさんの参加をお待ちしています。

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2006/06/06

連日、深夜の……

 連日、深夜の仕事です。
 まるで夜行動物のように、目がらんらんとしてきます(笑)。

 ああ、終電にギリギリ間に合った。
 いま、12時38分品川発の山手線に乗るところ。

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2006/06/05

霞が関の、史上最悪な職場を発見!!

 村上ファンドの元経産官僚が逮捕されようと、彩香ちゃんの母親が逮捕されようと、労働組合的には、非常勤職員の劣悪な待遇を野放しにしている人事院・総務省・各省庁の責任者を逮捕してほしい、いや事情聴取してほしいと思っている僕なんですが……、

 この2年間にわたって霞が関で働く非常勤職員の労働条件向上のための活動を進めてきたけれど、先週の半ば、国公一般に送られてきた一通のメールによって、霞が関における、史上最悪の職場が決定しそうな予感がしている。

 非常勤職員の女性が、勇気をふるって、自分が働く職場の様子と労働条件の不自然さについて告発メールを送ってきたのだ。ほとんどの非常勤国家公務員は、民間企業のように、労働条件通知書のようなものが書面で交付されないため、働き始めてしばらくすると、???? という「壁」にコツンッコツンッとぶち当たるのだ。

「総務課の正職員に相談しても、『わかりません』って言われて終わりなんですよ」(笑)

 僕が調べたところ……、当局は、ほとんど脱法行為に近いことをやっているのだ。

 社会保険制度への加入なし(強制加入の義務が生ずると思われる労働時間なのに!!)、

 雇用保険への加入なし

 更新を続けて約2年間も任用されているにもかかわらず有給休暇が一日もなし

 さらに交通費なし、ときた。

 久しぶりに、なしなしなしなし、尽くしときましたよ(笑)。
 

 ……そうそう、そうだよ、このブログを読んでいる、(各省責任者の)あんたのところの職場だよ(笑)。
 そのうち、このブログで全部暴露させていただき、キャンペーンを張りますので、よろしく。

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