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2006/05/24

今日の厚生労働省前

 西新橋の方から経産省前を通って、人事院から厚生労働省へと向かうとき、障害者団体の方々や医療改革に反対する人たちや、ときには反戦・平和団体のデモンストレーションなんかと遭遇するわけですが、今日は、ぎっしりと数百人の人たちが団子のように歩道に座り込みをしていて、僕、「いったいどこの人たちだろう?」と思い、いつになく注視していると、みんな同じような日の丸に「必勝」と書き込んだハチマキをぎゅっと頭に締めているので、「ああ、右翼のみなさんか……」と呟き、無視するようにうな垂れていたら、停まっていたワゴン自動車の拡声器から大きく聞こえてきた声は、チャイニーズだったのでビックリして、うな垂れた頭をすぐに上げることになった。

 この座り込みをしている人たちは、実は、中国残留孤児の人たちだったのだ(!)。
地味な服装の男性も女性も、額と目尻には深いしわが刻まれている。
 この前の世界大戦で中国に置き去りにされたものの中国人に育てられて、やっと祖国・日本に帰ってきたのはいいけれど、いまも大変な暮らしを強いられているらしいのだ。「中国人!」と罵られたり、日本語を理解して十分に働くことが出来ないので生活費に困っていたり……、あんまり知らない僕は勝手なことを言えないけれど、なんだか日本政府に対して補償を求めているらしい原告たちの、少し激しいトーンの、しかし真剣さが伝わる中国語を聞き流しながら弁護士会館(組合員の和解調印式があったのですよ)へと向かったのだが、あの、日の丸に「必勝」と書き込んだハチマキの意味……、なんだかとても複雑で深い意味が込められているような気がして、理由はわからないけれど、少し悲しい気持ちになった。

 小雨が降っていた。

 ああ……。

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