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2006/04/27

組合的ウェブ進化論(笑)

 最近の「がぶり寄り」は、なぜか知らないけれど異常なアクセス数の高まりである。

 それゆえなのか、いわゆる「迷惑メール」が来るわ来るわ……、昨日なんて、「お礼」とか「お疲れさまです」とか「お世話になります」とか、タイトルだけ読むと迷惑メールとはわからないメールの山積のなかに、「初めまして」っていうタイトルの、本物の非常勤職員さんからのメールがあったものだから、ホント、参った参った(笑)。
 
 鈍感な僕は、いつものようにバシバシ上から削除していって、見事にそのメール、見落としていました(苦笑)。
 お昼過ぎになって、書記長から「……がぶりちゃん、セクハラに苦しんでいるという非常勤の彼女のメール、ちゃんと対応しなきゃ駄目だよ」と言われて、初めて「エッ、何、それ」って感じで、慌てて「削除済みアイテム」をのぞき、まったくどうしようもない「迷惑メール」ばっかの汚泥の海から、大切な大切な、非常勤職員が送信した白く輝くメールを見つけ出したのだった。

 とんでもない、セクハラ職場を告発するメールだった。最近はもう、驚かなくなりました。
 
 それで、早速、彼女のところに返事のメールを送った。
 すると夕方、彼女からメールが届いて、
 そのあと、「国公一般に入りませんか、月1000円です」と書いて再度メールを送ったら、
 彼女から「入ります、入ります」という返信がすぐ届き……、
 こんな風にして、国公一般の組合員が増えるという不思議な時代感覚を改めて感じたのだった。

 いま、遅まきながら梅田望夫著『ウェブ進化論』(ちくま新書)を読んでいるのですが、彼は、ブログの本質について「新しい連帯感の再構築」と語っていて、それは、僕の実感と重なるものだ。
 なんだか連合も「消費増税反対」の運動をネットで展開し、著名なブロガーとの共同・団結を呼びかけ、脱・デモの運動を展開する方針らしいし(「毎日」4月19日夕刊)、なかなか面白い時代が到来したものだと思う。

 しかし、組合運動の本質は、人間と人間との連帯というアナログ感覚は忘れちゃいけないな、とも思う。

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