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2006/03/15

国民みんなの問題だ。

 今日3月15日は、06年春闘の主要企業の統一回答日で、夕刊各紙の一面トップには各社の賃上げ額が掲載されている。トヨタ、日産などがベア(ベースアップ)に満額回答したことをもって「春闘復活」などと書いちゃう新聞もあるが、電機などは賃上げ格差が顕著で、全体として企業の経営格差が反映された回答という見方もでき、あるいは「経営陣となれあっているユニオンショップ組合の『お願い』作戦が『お情け』回答を引き出したわけで、労働者が勝ち取ったという感じではないよな」(談・僕の友人)という皮肉な見方をする人もいる。

 この春闘統一回答日に合わせて、僕たち国家公務員の組合は、お昼休みを利用して霞が関一周パレード(デモ)を計画しました。スローガンは、「長時間・過密労働を是正し、サービス残業をなくせ!!」の一本。そんで本日、春の知らせをひしひし感じる青空の下、なんと過去最高の350人の本省庁職員が日比谷公園霞門に集まったのだった。経済産業省の職員による超過勤務の実態告発、国会職員による賃上げ要求の訴えなどが続いた後、350人はおのおのプラカードや横断幕を持ってシュプレヒコール&アピールをしていきました。若い職員も多くて、企画した僕の方が励まされる行進だった。会計検査院の組合まで来てましたし(……感動)。

 昨晩、虎ノ門や西新橋を歩いている民間企業のサラリーマンに向けたスポットを書くために改めて資料を調べたのだけれど、国家公務員の自殺者は年間134人。1カ月以上の長期病休者は、6591人。そのうち約2000人が精神疾患だというから、現在の国家公務員の職場における健康被害は、本当に深刻だと言わざるを得ない。
 先週10日、政府は行政改革推進法案を閣議決定したのだけれど、その内容は①国家公務員の16000人の削減、②さらなる給与の引き下げというもの。一言で言えば、「国家公務員受難」法案だ(怒)。
 即座に、本省の仲間から「一番忙しい年度末に発表しやがって、政府って嫌味だよな~。この繁忙極まるとき、これ以上の定員削減で果たして乗り切れるのかよ」とか「連日サービス残業しているのに、また賃下げ? 参っちゃうね~」という呆れたような悲鳴のような声が寄せられている。新採職員も大幅かつ各省一律に抑えるというから、これから霞が関は、いったいどうなってしまうのか。

 ある新聞の社説の最後に、こんな一文があった。
「(公務員リストラなどで)切り捨てられた公共サービスの代償を払わせられるのは国民です。……この後に待っているのは庶民大増税です。小泉首相は『行革』で『国民の負担を軽くする』と言っています。これほどのごまかしはありません。……もはや公務員だけの問題ではありません。親と子、民間労働者、失業者、中小企業など社会的に弱い立場に置かれた国民みんなの問題です」

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