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2006/03/13

霞が関から数百人の非常勤職員が去る日 4

 先週土日と休日出勤したのに、論文、まだ一本しか書けていません(汗)。
 今日は、要求書づくりと某マス・メディアからの取材でテンテコ舞い。……というわけで、連載3回分のまとめ記事をどうぞ。

 
 (横見だし)物件費で採用 予算は大幅減 数百人規模で非常勤を入れ替え?
 (縦見だし)退職女性「使い捨てはもうゴメン」 総務省交渉で国公一般が「正職員との均等待遇を」

 今年2月、経産省のホームページに70にのぼる室課の非常勤職員(一室課あたり若干名~最大8人)の募集要項が掲載されました。厚労省(最低30人)や総務省(最低60人)も募集を告知しており、その総数は霞が関で数百人にのぼると思われます。

 非常勤を辞める決意をしたAさんは、「昨年12月に上司に呼ばれ、『春からボーナスと住宅手当をカットするけど働いてくれるか?』と頼まれました。でも、都内で一人暮らしができなくなるので転職しました」と言います。Aさんの手取り額は約16万円。諸手当が全廃されれば、13万円弱となります。

 「せっかく一生懸命働いてきたのに、その結果がこれでは『もうゴメン』という感じです」(Aさん)

 各省庁は、06年度予算で、非常勤職員の給与費目である「庁費=物件費」を軒並み大幅削減しました。政府の総人件費削減方針が、真っ先に立場の弱い非常勤職員を直撃したかたちです。
 国公一般は3月1日、国公労連の総務省交渉で、「非常勤職員はサービス残業までして働いている。このままでは大量離職は続き、恒常的な業務遂行ができない。大変な事態を避けるため、いまこそ均等待遇を」と主張しました。 


 以上 国公一般の機関紙「国公いっぱん」第17号のトップ記事から

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コメント

こちらも立場の弱い臨採者、そして少数職種の用務員リストラが行われます。各小中学校1名の用務員を配置することで地方交付税は算出されていますが、今回の措置で国基準以下の教育環境ということになります。教育総務部長曰く「地方交付税で算定されているから、その通りやっていたら、国の言いなりだ」…。市独自に非常勤講師を雇ってはいても、標準の上に独自のものを行うべきでしょう。
 さて、4月から誰が学校の鍵を開ける?教頭?それとも当番制?

投稿: hide | 2006/03/15 午後 03時28分

hideさん、ぶんぶん丸さん、好意的なコメント、ありがとうございました。とりわけ、hideさん、本日の「下野(しもつけ)新聞」をわざわざファクス下さいまして、これまで栃木県の8市町で働く非常勤教員に有給休暇がなかった現実を組合の力で改善させたことを知りました。すごいことですね。正教員と非常勤教員との連帯というか連携……、これが本当に大切なのです。

投稿: 国公一般担当者 | 2006/03/17 午後 05時16分

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