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2006/03/01

喜びの声メール

 一昨日、記事にした派遣職員の女性から、実は、喜びのメールが寄せられていましたので、機関紙「国公いっぱん」に載せる前に、アップしておきますね。
 図らずも、国公一般という労働組合の特徴をあらわしていると思うので……。

(メール、ここから)
 霞が関の某省庁で勤務を始めてからは我慢の連続でした。
 ストレスから体調を崩し、それでも何とか勤務を続けていた私に突然、契約期間途中での解雇が予告されました。
 国公一般の存在は知っていたものの、公務員の組合に派遣職員である私が加入できる訳がないと思いましたが、藁(わら)にもすがる思いで連絡したところ、当日すぐにがぶりさん(注・僕のこと)が会って下さり、すぐに相談にのって下さいました。
 その後、組合に加入させて頂いてからも、親身に何度もご連絡を下さり、決して他人事ではなく私の受けた怒りや苦痛を同じように感じて下さったので、心強い気持ちで交渉に臨みました。
 その結果、契約期間内の賃金は保障され、慰謝料までも支払わせる事が出来ました。さらに、これから派遣先会社の責任を問う交渉も検討してくれているということで、私も気を引き締めなくてはと思っています。
 派遣職員という弱い立場のため、泣き寝入りを余儀なくされるところでしたが、国公一般という組合の力で、私の労働者としての姿勢が会社に認められた事に満足しております。
 自分自身がしっかりと気持ちを持ち続けていれば、組合は絶対に裏切らないと信じる事が出来ました。
 がぶり(注・僕のこと)さんには、その後の転職もご心配頂きましたが、おかげ様で希望する職場に採用が決まり、すぐにご報告申し上げました。 
 前回の雇用形態が派遣職員であった為に契約期間が存在しましたので心細い思いをしてきました。今回は直接雇用である事を優先して新しい職場を探しました。今後は安定して勤務できる事を嬉しく思っております。
 また、後日分かった事なのですが、国公一般に加入する以前に相談にのって頂いた労働基準監督署の職員の方も国公労連の組合員の方だそうで、その方にも大変親身にアドバイスを下さいまして、先日ご報告と共にご挨拶(あいさつ)に伺った次第です。
 新天地でも国公一般の一員である事を誇りに、そして今回の苦しい経験をプラスに変えられるよう、勤務に励みたいと思っております。がぶり(注・僕のこと)さん始め、組合の仲間のみなさんには感謝の気持ちでいっぱいです。
 今後の組合の発展を心よりお祈りしております。また一人でも多くの労働者の方が良い職場環境で勤務できる事を願って止みません。私に出来ることがあれば、何かやりたいと思います。
 本当にありがとうございました。

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