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2006/02/07

いまもどこかで団交の声が。

 改めて組合紹介。
 国家公務員一般労働組合(国公一般)は、東京・霞が関の公務職場で働く国家公務員、非常勤職員、派遣職員で構成する組合で、国家公務員法、人事院規則に加えて民間労働法のもとで活動しています。
 政府の外郭団体(天下り団体)で働く職員や派遣労働者の解雇撤回などの事案は、民間労働法を駆使して団体交渉を行うので、国家公務員の組合でありながら、ほとんど民間の労働組合と同じような活動をしているわけです。
 雇用形態の多様化のもとで、ひところでは考えられなかった労働組合の活動が展開しているという事実。

 なぜ、こんなことを改めて書くかというと、一昨日の夜、こんなメールが寄せられました。
「お久しぶりです。ブログ拝見しました。お仕事忙しそうですね。私はバイト先が潰れてしまい給与も半分未払いのままです。みんなで裁判おこすか未払い賃金立替払いを申請するか話合ってるところです。またバイト探さないといけないですね、……それで」
 彼は、元霞が関の住人で、公務の職場に見切りをつけ、いま働きながら司法試験に挑んでいる若者(ナイスガイ)。バイト先の倒産(まだ、自己破産をしていないのがミソ!)で、数十人の仲間の、数百万円にものぼる不払い賃金をいかに回収するか、その相談メールなのだ。誠実だった彼らしいメールだ。
 僕の手がすいているときは、こうした民間企業の債権回収について、労基署の活用や霞が関の簡易裁判所に少額訴訟をかけて支払わせることをしてきたが、いまは抱えている事案で精いっぱい。
 こういう場合は、東京・大塚にある首都圏青年ユニオンのみなさんに回すというか、相談に乗ってもらうようにしている。逆に、霞が関にかかわる労働相談事案が、青年ユニオンから国公一般に回ってくることもあるのだから。公務と民間の垣根がなくなりつつあるが、なお労働組合の棲(す)み分けは、まだ必要なのかもしれない。

 他の労働組合との関係を密にしているから、僕のパソコンには、一日何通も団体交渉や組合結成のメールが舞い込む。そのメールを開くたびに、この東京の空のもと、どこかで労使が激しく団体交渉している様子が目に浮かぶ。そして、若者たちが、ほとんどボランティア・試行錯誤で新しい組合をつくって会社とたたかっている姿が見えて強く励まされる(国公一般の活動もその一つだからね)。マスメディアは、景気の話は報道するけれど、不安定雇用が広がる情勢のなかで、少なくない若者たちが勇気を持って連帯し、立ち上がっている現実を伝えない。

 いまもどこかで団交の声がする(談合じゃないよ)。

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