小泉内閣「小さな政府」に総反撃を!
今日、国公労連は第125回中央委員会を都内で開催し、06春闘をたたかう方針を満場一致で決めました。書記長は総括答弁のなかで、「たたかいのキーワードは『安心・安全』、『格差』、『地方切り捨て』の四つ」とのべ、「官民共同のたたかいを国民と連帯して地方からつくっていこう」と訴えました。
いよいよ、小泉内閣「小さな政府」に総反撃する狼煙(のろし)が、あちこちであがりはじめましたよ。
開会した国会では、BSE輸入牛肉事件や耐震偽装問題、ライブドア事件など国の行政管理のずさんさが明らかになるとともに、これらの事件の根本に小泉構造改=規制緩和=小さな政府路線があることも衆目(しゅうもく)の一致するところ。マスコミも、これら大事件に発展するなかで、小泉構造改革路線の破たんを指摘し始めている。
度重なる防衛庁談合じゃないが、法律をつくったキャリアの連中は、全員、腹を切れ!!
こうした怒り沸騰(ふっとう)の情勢を受け、中央委員会では、国の行政機関で働く国家公務員の組合員としての自覚を胸に、さまざまな意見や決意を交わし合いました。
「規制緩和による痛みが国民のなかに蔓延(まんえん)するいまこそ、公務員バッシングに勇気を持って反論していこう。誤解を理解に、そして連帯に変えていこう」
「総務庁の元長官は、『公共のために奉仕するという強い自覚・倫理観を持った職業人の存在を前提にして行政が設計されている。そのような行政官は国民の大切な財産です。儲かる儲からないを判断基準にして仕組みをゆがめてはなりません』と言っている。総人件費削減は、そのまま国民の公共サービス切り捨てにつながる」
「社会保険庁の解体的出直しによって国鉄改革で強行された選別採用が始まろうとしている。この問題を国公労働者すべての問題としてとらえて連帯して立ち向かおうじゃないか」
「ベア1万1000円の要求は、本当に実現できるのかという意見があるが、この厳しい時に、国公労働者の組合がベア要求を高く掲げる意義こそ考えてほしい」
「某県で行われた法務局職員による登記市民講座が大反響だった。いまこそ、国家公務員が、みずからの専門性を国民にどのように伝えていくかが問われている、そして公務の公共性とは何かも問われている」
「国土交通省に勤める組合員として、民間の建設会社400社に対して統一要求書を提出し、民間労組との本当の連帯を模索していきたい」
ほかにも、非常勤職員が日本国憲法の勉強を始めているという報告や法人化された国立病院で過半数組合へと前進している経験も語られ、熱気に満ちた討論でした。
最後に、国公一般の委員長が、「この春闘、全組合員が『おれは、何かをやった!』と胸を張って言えるようなたたかいをしようじゃないか」と檄(げき)を飛ばしました。
本日、またまた深刻な労働相談が飛び込んできました(明日から出張なのに!!)。
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コメント
きっと、日々なにげなく過ごしていると「胸を張って自分はこれを頑張りました」なんて言えないものだと思います。
かくいう私も、以前はそうでした。
体調に変化を感じ病院へ行き、診察直後の心の準備もできていないときに、病名を告知されたときでした。自分の死について、本気で考えたのは。
「自分は何をする為に生をうけたのだろう?」と思いました。
天国に召されるまで、人間は学習する生き物です。最後に後悔しない生き方をできればと思い日々奮闘中です。
皆さん、頑張ってくださいね
投稿: マキシム | 2006/02/01 午後 06時30分
マキシムさま、死につながる病気と格闘中なのでしょうか? そんなあなたに対し、どんな言葉が見つかるでしょうか。
ただ、僕は、死に向かう生というものは、その灯が消える直前まで、何らかの意味が(あなた自身のたたかいによって)見いだされ、付与されるものだと確信しています。
マキシムさまの生に、栄光あれ。
投稿: マキシムさま(国公一般) | 2006/02/03 午後 08時09分