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2006/01/31

小泉内閣「小さな政府」に総反撃を!

 今日、国公労連は第125回中央委員会を都内で開催し、06春闘をたたかう方針を満場一致で決めました。書記長は総括答弁のなかで、「たたかいのキーワードは『安心・安全』、『格差』、『地方切り捨て』の四つ」とのべ、「官民共同のたたかいを国民と連帯して地方からつくっていこう」と訴えました。
 いよいよ、小泉内閣「小さな政府」に総反撃する狼煙(のろし)が、あちこちであがりはじめましたよ。

 開会した国会では、BSE輸入牛肉事件や耐震偽装問題、ライブドア事件など国の行政管理のずさんさが明らかになるとともに、これらの事件の根本に小泉構造改=規制緩和=小さな政府路線があることも衆目(しゅうもく)の一致するところ。マスコミも、これら大事件に発展するなかで、小泉構造改革路線の破たんを指摘し始めている。
 度重なる防衛庁談合じゃないが、法律をつくったキャリアの連中は、全員、腹を切れ!!

 こうした怒り沸騰(ふっとう)の情勢を受け、中央委員会では、国の行政機関で働く国家公務員の組合員としての自覚を胸に、さまざまな意見や決意を交わし合いました。
「規制緩和による痛みが国民のなかに蔓延(まんえん)するいまこそ、公務員バッシングに勇気を持って反論していこう。誤解を理解に、そして連帯に変えていこう」
「総務庁の元長官は、『公共のために奉仕するという強い自覚・倫理観を持った職業人の存在を前提にして行政が設計されている。そのような行政官は国民の大切な財産です。儲かる儲からないを判断基準にして仕組みをゆがめてはなりません』と言っている。総人件費削減は、そのまま国民の公共サービス切り捨てにつながる」
「社会保険庁の解体的出直しによって国鉄改革で強行された選別採用が始まろうとしている。この問題を国公労働者すべての問題としてとらえて連帯して立ち向かおうじゃないか」
「ベア1万1000円の要求は、本当に実現できるのかという意見があるが、この厳しい時に、国公労働者の組合がベア要求を高く掲げる意義こそ考えてほしい」
「某県で行われた法務局職員による登記市民講座が大反響だった。いまこそ、国家公務員が、みずからの専門性を国民にどのように伝えていくかが問われている、そして公務の公共性とは何かも問われている」
「国土交通省に勤める組合員として、民間の建設会社400社に対して統一要求書を提出し、民間労組との本当の連帯を模索していきたい」
 ほかにも、非常勤職員が日本国憲法の勉強を始めているという報告や法人化された国立病院で過半数組合へと前進している経験も語られ、熱気に満ちた討論でした。

 最後に、国公一般の委員長が、「この春闘、全組合員が『おれは、何かをやった!』と胸を張って言えるようなたたかいをしようじゃないか」と檄(げき)を飛ばしました。

 本日、またまた深刻な労働相談が飛び込んできました(明日から出張なのに!!)。

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2006/01/27

メディアの役割について

 先日のお昼、日頃より、このブログをチェックしてくれているマスメディアの方々と銀座の料亭で厳(おごそ)かな食事などしたのだが、そこで僕が申し上げたことは、「ジャーナリズムの役割は、あなた方のペンによって制度を変える世論をつくること。制度を変えるということは、根本的に反権力であることです」ということでした(……偉そうに言ってスイマセン)。
 
 僕の論文が載った『機関紙と宣伝』誌の巻頭には、『週刊金曜日』編集長の北村肇さんの講演が掲載されていて、僕は、北村さんが「毎日」記者だったときから一読者としてリスペクト(尊敬)していたので、一気に読ませていただきました。
 北村さんが強調するのは、マスメディアがおかしくなっているいま、小さな機関紙メディアが大メディアの姿勢と世論を変え得るということ。薄いのに500円もする『週刊金曜日』や、僕の日々の雑感垂れ流しブログも(笑)、もしかしたら大メディアを変え得る可能性を秘めているかもしれないということなんだ。

 ……で、今週号の『週刊金曜日』なのだが、特集「検証 小さな政府」。大メディアの『公務リストラ・規制緩和は大賛成』という流れに対峙(たいじ)するように、牧野富夫日大教授の論文「公務員バッシングの隠された狙い」とか北海道ルポ「学校まで潰す道庁改革」など力作がそろい、なんと自治労と自治労連の両委員長インタビューを載せている。両者を読み比べると、いかに自治労が、小泉構造改革とたたかう軸を見失っているかがわかる(笑)。自治労連委員長が「自治労との共同は中央でも地方でも必要だ」と言い切っているのに、連合らしい、極めてセクト的な物言いだ(笑)。

 はっきり申し上げて、小泉構造改革とたたかうためには、右だとか左だとかゴチャゴチヤ言っている場合じゃない。

 『週刊金曜日』の、この記事が画期的なのは、組織的に小さな組合を排除しないで報道するというフェアな姿勢が理解できるということ。大切なのは、それが真実かどうか、だ。

 冒頭のメディアのみなさんが、霞が関における極小組合である国公一般のブログに興味を示してメールを送ってくれるのも、本当にフェアな感じがして、とても嬉(うれ)しい。

 当然、僕は、頑張りますよ(新聞の「声」欄とか、雑誌の感想欄とかに投稿しますから)。

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2006/01/26

ブログの可能性についての論文を書きました(笑)。

 どうも、こんばんは。
 
 先日、苦闘の末に書き上げた論文ですが、『機関紙と宣伝』誌(2月号、定価510円)に無事に掲載されましたので報告しておきます。

 題して「ブログを活用して組織化を進める国家公務員一般労働組合――ブログからの発信は人間の信頼関係を築く」というもの(恥笑)。な、なんと8Pも紙幅を割(さ)いてくれています。編集者Sさん、ありがとうございます。

 発行元は、東京・港区に事務所のある日本機関紙協会出版部です。
 電話は、03-3454-8241

 興味のある方は、手に取ってご笑覧ください。

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2006/01/25

明日も団体交渉です。

 いま、会議が終わりました。
 組合の会議は、本当に疲れますね~。でも、国家公務員の総人件費削減攻撃が強まるなかで春闘が始まり、いかに組織を大きくするのか……、真剣で率直な意見を交わし合うことが求められています。

 さて明日は、霞が関の職場で働く非常勤職員さんの解雇撤回を求めて、当局との団体交渉にのぞみます。絶対に負けられません。
 みなさん、当局が彼女の解雇理由としてあげたもの、何だと思います?

「若返り」
「人心一新」

 マジ……? はい、マジなんです(笑)。

 こんな理由では、もちろん解雇はできません。しかし、こんな理由を真面目に持ち出して解雇しようというところに、公務当局の時代遅れの認識というか、常識のなさがあらわれていると思いません? まったくアホらしい。
 昨年の暮れ、非常勤職員である彼女からの労働相談に乗っていて、僕は「まさか!」と驚き、そのあと、思い切り笑ってしまったほどですもん。

 しかし、油断は禁物。相手は、何を考えている?

 今日は、これから準備を整え、早く帰って寝ます。
 久しぶりに神様に祈ろう。 

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2006/01/23

働く者の恋人――労働条件通知書

 霞が関で働く非常勤職員さんや派遣社員さんの相談にのるとき、必ず訊くというか確かめることは労働条件のことなのだけれど、最近痛感するのは、彼女たちは、各省庁当局や派遣元会社から、ちゃんとした労働条件について教えられていないということ。
 賃金さえもらっていれば大丈夫、って感じで、賃労働という法契約(権利と義務関係)において働いているという意識が希薄(きはく)なのだ。

 ぜひ、非常勤職員さんと派遣社員さんは自宅に帰ったら調べてほしいのだけれど、労働条件通知書とか雇い入れ明示書とかいう文書があるはずです、……辞令とは違いますから気をつけてください(笑)。労働条件通知書というのは、労働基準法第15条にもとづいて労働者に交付されるべきもので、事業主に課せられた義務なのだ。万が一、公務職場で労働条件通知書が渡されていなかったら、即、労基法違反で罰せられます。
 通知書には、契約期間、就業場所、業務内容、労働時間、休日・休暇、賃金、退職に関する事項などが定められていて、これが間違っていたら、きちんと正してもらわなければならないし、派遣社員さんなら派遣契約を蹴(け)ることもできる。

 解雇とか退職とか、賃金などのトラブルが起きたとき、働く者は、この労働条件通知書をもらっていないことに初めて気がつき、慌てることになる。もらっていても、契約内容が現実の労働条件と著(いちじる)しく違っていたりする。事業主も、そういう労働者に対して「労働契約を結ぶ際に、確かめなかったあなたが悪い」と反撃に出る。しかし、心配する事なかれ、交付されていない場合、それは事業主の責任になりますから……。

 労働条件通知書は、働く者にとって恋人のような存在かも知れない。あれば力強いパートナーとなるし、なければ別れ際、あるいは別れた後、その存在の大切さに気がつくという(苦笑)。
 
 いま霞が関の職場には、定員削減の正職員の穴を埋めるように、非常勤職員さんの他、派遣社員さんがたくさん働き始めていて、まさに国公職場で労働基準法(労働者派遣法)の世界が広がりつつある。みなさん、もう一度、労働条件通知書または雇い入れ明示書を確認してくださいね。

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2006/01/12

強まる「公務員解雇論」!

 ちょっと古いけれど、機関紙「国公いっぱん」新年号コラムの紹介。

正月休みは、ふるさとの名古屋で過ごした。両親が購読しているのは中日新聞で、地元では「当たり障りのない記事が多く安心させる」と評されている(笑)。正月にはもってこいと紙面を開いてビックリした▼3日付2面の大きな見出し「強まる『公務員解雇論』」、「自民『純減に不可欠』」「民主も積極姿勢」との横見出しも目に飛び込んでくる。政府・自民党は、「封印」していた国家公務員法第78条(免職規定)を蘇らせ、「5%純減は、解雇しないと達成できない」(党関係者)というのだ▼民主党も「合理的な理由がある場合」は「78条の適切な運用がなされるように」と提言。免職規定は、勤務実績不良者や定員の改廃・予算減少による廃職解雇を認めている▼瞬間で脳裏に浮かんだのは、全国の国公職場の長期病休者6千人、年間の自殺者130人という数字。自民・民主のこの策動が実現すれば、まっさきに解雇の対象者となるだろう▼記事は、「霞が関の猛反発は必至」と書くが、霞が関の繁忙=不夜城ぶりや国家公務員が職場で悩み苦しむ現実には触れない。「数だけ改革」では、霞が関は絶対によくならない。父親にはドラゴンズファンを返上してもらおうかなあ……。

 
 この正月、『日経新聞の黒い霧』(講談社)を読みましたが、滅法に面白かった。現職の日経エース記者である著者は、「日経新聞は言論報道機関ではない」と言い切り、単なる株新製品情報紙に成り下がったことを嘆いている。マスコミの一方的な宣伝というか世論誘導は、本当に恐ろしいと思いました。

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2006/01/10

大学生のころ

 昨日も休日出勤で、何をしていたのかというと、パート(契約社員)の労働法と労働者派遣法を一生懸命に勉強していました。国家公務員の組合なんだから、国家公務員法と人事院規則だけ学んでいれば十分という認識はもう古くて、民間というか圧倒的多数の国民が生きている現実の照り返しが、いつか国公職場に反映するものだと考えると、現代労働法の最前線を学ぶことはとても重要だと思う。

 お昼、霞が関の隣りにある虎ノ門の、立ち食いそば屋「小諸そば」に行こうとしてその途中、成人式に出たのであろう振袖(ふりそで)姿の女性たちの一群に出会った。みんな、とても綺麗にしていて、あらゆる未来をこの手のなかに掴(つか)んでいるぞ~って感じの、宝石になる前の原石のような印象を受けた。
 
 ……はい、僕はもう十分おじさんなんだってことは自覚しています。

 僕がハタチのころは、名古屋の大学生で、労働法のゼミだったくせにまったく大学には顔を出さず、ほとんど法律の勉強をしないでアルバイトばかりしていたんだよな。卒論も書かないでよく卒業できたよな~。
 あのころ真面目に労働法を学んでいれば、いま、こんなに苦労しなくてもよかったのかもしれない、なんて思ったりして。でもでも、ハタチのころから15年経って、いろいろな経験を重ねて初めて、僕という人間は、労働法や法律の、あるいは労働組合というものの、本当の意味での大切さとか重要性を知ったのかもしれない、などと勝手に反証してみたりして。

 若い人たちよ~、東京都が無料で配ってくれた冊子「ポケット労働法」、それ、大切にしろよ~(叫び)。
 これからの時代をサバイバルする上で、絶対に力になってくれるからな~(もう一つおまけの叫び)。

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2006/01/08

休日出勤

 書かねばならない原稿などがあり、休日出勤です(悲)。
 出勤者は僕だけかと思ったら、既に、数人の同僚が懸命にデスクワークしている……。

 お昼過ぎ、書かねばならない原稿と格闘していると、先日、国公労連とは違う産別センターの組合の先輩から、「組合オルグはな、論文を書く能力がなければならない」と言われたことを思い出す。僕は、「それはそうですけど、オルグは、(書くことより)相談者や組合員とコミュニケーションする能力の方が必要でしょう」と反論したのだけれど、その先輩は、「オルグ活動の成否の確認や到達の教訓のためには、一過性であってはならない。だからこそ、オルグ活動の実践は、常に論文にして発表していく必要があるのだ」と、まるで諸葛亮孔明のように再反論するのだった(笑)。

 ……で、いま格闘している論文のテーマは、「労働組合運動とブログの力、あるいはインターネットの労働組合的活用について」(笑、ホントです)。
 いろいろな方々が、このブログの行方に注目してくれているのです。
 僕は、そんなみなさんの思いを誠実に受けとめ、そして全力で頑張りたいと思います。

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2006/01/04

今年もよろしくお願いします。

 新年早々から、年末に引き受けた労働相談が本交渉へと進んでいて、まだ仕事が終わりません(苦笑)。
 今年もいろいろとご迷惑をおかけしますが、国公一般をよろしくお願いします。

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