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2005/11/30

ハローワークで働く相談員を守れ! その2

 近日、いよいよ東京労働局と予備交渉を行います。
 ハローワークの窓口で働く相談員という仕事をしている非常勤職員さんの雇用を守るために、僕は、全力でたたかいます。このブログを読んでいる方で、お近くに相談員の知り合いがいたら、いますぐ国公一般に加入するようにすすめてください、あるいは、僕に、相談員の友人を紹介してください!!!!

 今年3月、これまで築いてきた任期やキャリアなど関係なく、一方的な全員解雇を行った厚生労働省よ!! 
 全国の労働局よ!! よ~く聞け!!
 正規職員と肩を並べるほどの力を持っている相談員だというのに、交通費・ボーナス・退職金なし、都合のいいように酷使したあと、事業がなくなったらポイ捨てなのか? 労働行政の鑑(かがみ)となるべきあなたたちのしたことは、本当に許し難いし、罪深いと言わざるを得ない。
 ……来年3月にも同じようなことが起きるかもしれないのだ。

 相談員のみなさん、いますぐ国公一般に加入してください。
 交渉を粘り強く続けることで、なんとか雇用をつなぐことができるかもしれません。

 この深刻な不況になかで、相談員のみなさんのキャリアとスキルは、国民の宝なのですから。

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2005/11/28

若い人を組合に迎えるために

 大学同期の弁護士と話をしたのだが、話題はどうしたって組合の組織化(いかにして組合員になってもらうかということ)についてだった(笑)。彼は、企業の顧問弁護士とか渉外弁護士などならずに、金にならない労働問題を中心に請け負っている労働弁護団の一員で、その点、僕はとても尊敬している。
「もう12月だな」
「この一年間で一番印象に残った労働事件は、『明日から出社しないでいい』と突然解雇された、ある青年労働者の解雇予告手当と未払い残業代を請求した事件だったよ。一年間かかったけど、勝利和解して約40万円を支払わせた。初めは、訴額30万円という少額だったため、青年が相談した弁護士の誰も手を付けなかった」
「へー」
「青年は、たった一人で会社に掛けあい、渋る会社とたたかっていた。本当に困難を極めて困っていたんだ。弁護士のオレがやった方が早いと思って引き受け、とうとう会社を訴えたんだ」
 裁判では、裁判官自身が「解雇予告手当とは何ですか?」と弁護士に訊くなど、労働法の無知が暴露されるものとなり、それを一つひとつ優しく説明するところから始まったという。
「……労働者の実態を事実で訴えること。一年間の弁護料が、たった7万円だったけれど、自分の弁護士人生のなかで一大事件となるものだったよ。原告の青年労働者が職場前でニュースを配り始めてね、組合員が増えていったんだ。労働組合が、もっとメールニュースやミニコミなどを作って大きくアプローチすればもっと広がったはずだよ」
 弁護士の彼は、いまの若者は人間関係をつくることが下手な世代だと言い、労働組合に加入するハードルについて、こんなことも言った。とても面白い指摘だったのでメモしておいた。

①そもそも若者にとって、組合を知る機会がない。組合の運動が、ほとんど見えない。
②組合と遭遇しても、組合がやっている運動というものが理解できない。
 ア、組合が指摘する問題の背景と方向性がわからない
 イ、組合のビラを読んでも何を言っているのかわからない
   自分たちが何者なのかを簡潔に説明し、組合の主張の切り口を単純化してほしい
③それでも、納得するまでに時間がかかる(笑)。それは、カルチャーショックに似ている(笑)。
④組合の主張が理解できても、自分にとって必然性があるかどうか。
 ア、個々人の要求を引き出して、組合側の主張や方向性と噛み合わせる必要があるだろう
⑤必然性があるとしても、若者は、さらにリスクと比較する。
 ア、組合の意義はわかったが、組合に入ったら差別を受けるんじゃないかとか……どうやったらマイナス因子を除けるのかを考えてほしい

 以上のようなことを考慮に入れずに組合活動をすると、右翼とか過激な政治団体と変わらないような印象で理解されてしまう。

 さらに弁護士は、「どうすればいいんだよ」と問いつめる僕に言う。
 「組合への組織化の秘訣はな……」

①組織する労働者の雇用形態は問わないこと
②組合は、要求実現に向けて誠実にたたかうこと。そして、勝っていくこと――要求実現していくことが絶対に不可欠
③若い人と同世代の専従オルグ(相談に乗る人)が必要だということ 
④組合こそが労働者の悩みを共有できるということに確信をもってほしい(当たり前の権利が阻害される現実を前にすると、組合の空気感がいかに普通かということがわかるはず)
⑤体験型アプローチが必要だということ――相談者には、まず事務所に来てもらい、次に現場に出てもらう、組合員の仲間の団交に参加してもらうことが一番勉強になるはず、などなど。

 彼は、当番弁護士として刑事事件を抱えていることにも触れて、「20代の窃盗犯は、借金・アルバイト生活の繰り返しで、『どうなっても知らない』とうそぶく。オレの実感としては、この層こそが本当の現代青年ではないかと思っている」と言い、厳しい現実の深い深い闇を見せてくれた。

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2005/11/24

楽しかった芋掘り

 昨日は、勤労感謝の日。いい天気でしたね。
 ……で、国公一般の組合員は、予定通り、東京・府中市にある東京農工大学農学部で芋掘り&バーベキューをしました。○○省の非常勤職員さん、家族連れの方々も含め、たくさんの人が参加しました。ある組合員は、「芋掘りなんて幼稚園か小学校の遠足以来だよ」と言っていました(笑)。考えてみると、僕の芋掘り体験も、それぐらいぶりかもしれない。
 準備など裏方に奔走され、ご足労いただいた東京農工大学職員組合のみなさん、本当にありがとうございました。

 黒土のなかから出てくる紫色の芋を握って引っ張る感覚、みんなでお肉を焼いてホカホカの新米で食べる美味しさ、色とりどりの野菜が油に炙(あぶ)られていく美しさ……、すべて独身生活の長い(外食ばかりの)僕には、本当に新鮮な体験でした。そして、芋もお肉も野菜も、本当に美味しかった。
 日本酒「浦霞」を飲みながら、はからずも勤労感謝の日という意味を考えました。自分の目の前に出される食事にいたるまでに、実は、たくさんの働く人びとの労働が積み重ねられているのだということ。

 新しい組合員のなかには、国公一般のホームページ(トップページ)を知らない方もいたので、改めてアドレスを貼っておきます。
http://www.kokko-net.org/kokkoippan/
 ここをクリックして、参加者の写真をご笑覧下さい。
 こまめに写真やニュースを更新していますので、ぜひ、このトップページを「お気に入り」に登録していただき、それからこのブログを読んでくださいね。
 昨日の写真をいくつかアップしておきます(肝心の芋が写ってない……)。CIMG0054
CIMG0055

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2005/11/17

『国公労調査時報』12月号

 国公一般が加入している国公労連発行の、『国公労調査時報』12月号が発売になりましたが、僕、論文「霞が関本省庁で働く非常勤職員はいま」を書き下ろしました。国公一般の一年余の活動報告とも言えるものになりました。ぜひ、お読みください。
 また、首都圏青年ユニオンや東京公共一般(地方自治体の組合)、生協労連(ご存知、生協の組合)で本格化している非正規労働者、派遣・請負労働者、パート・アルバイト労働者の組織化(組合に入ってもらう取り組み)の教訓などの論文も掲載されているので、ぜひぜひ、お読みください。

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2005/11/15

芋掘り、やります。

 今夜は、都内のハローワークで働く組合員さんと打ち合わせ。
 そのときにもビラを渡したのですが、来週の23日の祝日、芋掘りをやります。

  第3回 芋掘り祭り
  秋空が広がる武蔵野の大地、久しぶりに東京農工大学農学部にて芋掘りを行います。
  芋を掘ったあとは、バーベキュー。
  イモは、美味しいと評判の金時と紫イモの「種子島」です。
  参加費は、ひとり500円。
  組合員も組合員でない人も、収穫の喜びを体験しましょう。

  11月23日(水)祝日 午後1時30分から 雨天中止
  場所は、東京農工大学農学部 東京都府中市幸町3-5-8
  駐車場はありますが、有料500円かかります。

  少し汚れてもいい、そんな服装でご参加ください。

  参加される方、興味のある方は、メールで問い合わせください。

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2005/11/07

内部と外部をつなぐ

 国公一般という組合は、今回の大会で大きな規約改正をしました。
 これまで通り、国家公務員の組合(正職員、非常勤職員を問わず入れます)であると同時に、霞が関や国公職場に関連のある民間企業(とりわけ民営化されたところや天下りの外郭団体)などの、労働基準法適用の民間労働者も加入できる組合としても新しい出発をしたのだった。だから、国公職場に派遣されている受付の女性や高級官僚を乗せるハイヤー労働者、警備の人、内閣府などに任期付きで奉職している民間研究者の方々なども加入することができる。困ったことがあったら、僕は、膝詰めで話を聞き、対応を考えたい。

 こんなことを書くのは、国公一般の担当者としての僕は、これまで民間の外郭団体との交渉や東京国税局のような固いお役所などとの交渉を行ってきて、その経験から、僕らの組合の新たな強みを発見したからなんですよ。それは、一言で言って、民間企業である外郭団体に対しては官の論理を対置できるし、国のお役所に対しては民間企業の感性や国民の常識を訴えることができるということなのだ
 つまり、僕ら国公一般は、官の職場の内部と民という外部とを直結させて運動を組み立てることができるということ
 セクハラ事件やハローワークで働く相談員の大量「雇い止め」、霞が関「不夜城」職場でのただ働き残業の野放し……、いま僕たちが抱えている課題は、はたして民間企業の論理(労働基準法などの法律)や国民的視野から見たときどうなのか? はっきり言って異常ではないのか?
 大いに、外部の論理を内部に持ち込んでいこうではありませんか。
 
 この一年、このブログでは、霞が関で隠蔽(いんぺい)されていた現実を告発してきた。
 その告発に、多くの人がコメントを寄せてくれた。この連携というか連帯が、少しずつ当局を動かしつつあるという感じもする。
 国当局が一番恐れているのは、国民の怒りと不信なのだ!!

 今後もコメント、よろしくお願いしますね。

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2005/11/01

ハローワークで働く相談員を守れ!

 先日、国公一般の第3回の大会が開かれると書いたら、都内のハローワークで働く相談員(正規職員と同じ職業紹介をしているが、非常勤職員というか任期付き雇用職員というか、その身分保障がはっきりしない職員)さんから、悲鳴のような手紙が寄せられた。

 「市場化テスト」のためかどうかわからないけれど、とにかく今年の3月に続いて、来年3月にも大量の首切りが待っている、何とか雇用を守ってくれ! という必死の叫びなのだった。各方面に問い合わせて情報を集めてみると、どうやら東京だけでなく全国規模での大量首切りが行われているらしい。
 国民の雇用を守る労働行政の職場で、管理職の連中は、通告なしの一方的な首切りや労働条件を切り下げた別職場へ再募集させる(もちろん、雇用されるかどうかわからない)……、挙句の果てには、雇用する際は「3年任期」とか「6年任期」とか約束しておきながら、そんな約束は知らないとばかりに反故(ほご)にして、「条件が飲めないなら辞めてください」「再募集に従ってください」などと言う。
「信じられない」「目の前が真っ暗になった」「こんなことが許されるの?」
 正規職員と同じ仕事をしていながら、いや正規職員よりはるかにキャリアをもっている相談員を問答無用に首切りすれば、いったい民間企業への指導はどうなるのか? いま巷(ちまた)には、職を求める人がたくさんいるけれど、そういう困っている人が真っ先に助けを求めるのが、相談員が座っているハローワークの窓口なのだ。
 その窓口が、危ないのだ!!

 国公一般は、勇気を持って手紙を投函(とうかん)した主の思いに応えたいと思う。
 ある弁護士の言葉を思い出す……、「権利は、眠れる者を保護しない」。

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