非常勤職員さんの目
国公一般は、月2回、財務省・外務省・内閣府の前で早朝ニュース配布をしています。今日は内閣府前での行動で、1時間に300枚のニュースが配布できました(ありがとうございました!)。
このニュースと同時に、料金受取人払いのアンケートはがきも配っていて、後日、職員の仲間から文字が溢れるほど書き込まれて返信されます。
今夜は、国公一般のアンケートに寄せられた、非常勤職員さんの声を紹介します。
霞が関の省庁で働く非常勤職員です。
正職員の人たちに「バイト」「バイトさん」と呼ばれるのが、とても不愉快です。
非常勤職員は、たぶん、みんな不愉快に思っていますが、立場が弱いため、誰も口に出来ません。
また、正職員の人は女性でも対等にあつかっていますが、非常勤の女性は(男性職員から)「女」という目で見られています。だからといって、すぐに、何かされるというわけではありませんが、そのような職場の空気はとても不愉快なんです。
組合のみなさんには、どうか指導していただきたいと思います。お願いします。
このブログを読んでいる男性職員のみなさん、自分の心のなかを省みてほしいと思います。僕は、非常勤職員さんは、霞が関で働く正職員の言動と心性を見抜いていることを肝に銘じたいと思います。僕は、先日亡くなったラディカル・フェミニストのドウォーキンが説いた「性の政治」を思い出した。霞が関の制度を問う前に、実は、正規職員(男)と非常勤職員(女)との関係性を考えてしまったのだ。
来月の機関紙「国公いっぱん」第9号は、非常勤職員さんに向けた特集号にしたいと思います。ぜひ、非常勤のみなさんの労働条件や意見をお寄せください。
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コメント
経済産業省では、毎週一回心療内科の医師がきて、官僚の心のケアをしていると聞きました。外のストレス・クリニックには通わせれないんだそうです。いつも一杯の患者さんがいて、出社拒否やノイローゼやらの官僚さんがたくさんいるとのこと、本当だとしたら心の健全でない人達に行政を担ってもらうのは、ちょつと不安です。
投稿: 佐々木安治 | 2005/06/02 午後 08時59分
私は数年前、某13労働局で「非常勤職員(賃金職員)」として働いた経験のある者です。
ちなみに当時、失業中だった男性です。
確かに、男性非常勤は少なく、公務職場独特の弛緩した??雰囲気と定型的な単純仕事は、本当に楽といえばラクでしたが、そこには厳然たる「格差」が公然化していることに気が付きました。
まず「任用期間」ですが、2箇月毎の最大3回まで(中3日空けて)、すなわち6箇月の「任用」になります。(更に4箇月以上空けて、また2箇月毎の「任用」のケースも・・所属係長裁量であります)
問題は、6箇月の事実上の雇用状態が存在するにも係わらず、雇用保険の適用がなされないこととか、通勤手当などの支給もなし、給与水準もいわゆる「生活保護」水準以下!という有様でした。
ようやくと、非典型(非常勤・相談員等)のユニオンが立ち上がり、これから横断的に運動が展開されることを願ってやみません。では!!
投稿: ケイゾク。 | 2005/06/05 午後 06時11分
仕事をきっちり!派の可愛げのない非常勤でしたが
同じ非常勤として贔屓目に見ても
「バイト」としか表現できない人がいたのも確かです。
本人の意識の持ちようだと言われればそれまでですが。
投稿: 元非常勤 | 2005/11/09 午後 05時36分