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2005/03/17

一通のメールが国を動かす

 最近、痛切に感じるのは、労働運動の核になるのは、結局、職員の要求だということだ。
 
 昨年の夏、国公一般のホームページから寄せられた一通の匿名メール。文面から、省庁で働く女性職員からと思われた。
 実は、まだ詳しく書けないのだけれど、彼女のメールには、職場のこと、仲間と昼食を取りながら話し合ってまとめたという要求が切々と書かれてあって、「なんとか国家公務員の組合である国公一般に力になってもらいたい」という趣旨のものだった。
 しばらくメールのやり取りをするなかで、お互いの間に信頼関係が生まれ、彼女と会うことができ、さらに要求実現に向けて調査活動を続けることになった。調査のなかで、いろいろな問題点が浮かび上がってきた。そうして再び彼女にフィードバックして、厳しい意見を聞く。そうして、要求そのものが発展し、精錬されていった。
 気づけば、年の瀬だった。
 彼女は、「組合員になれるということ、とても朗報です」と言ってくれ、晴れて国公一般の組合員になった。
 
 年が明けて、要求の実現に向けて、省庁当局との水面下の攻防が続く。
 手に入れた情報は、すべて組合員に流すのが国公一般のやり方だ。そうして、組合員から、新たな「突っ込み」が入る(笑)。
 
 そうして、今週、国会議員を動かすことに成功して、ある委員会で質問してもらうことになった。国会議員の力は大きい。委員会の傍聴をしながらメモを取ったのだが、要求実現に道をつける当局側の言質(げんち)が、次々と出てくるのだった。これが議事録になれば、当局交渉の際に大いに活用できる。僕は、この半年間の組合活動が無意味ではなかったことを実感して、とても嬉(うれ)しかった、…と同時に、活動が無に帰すことにならなくて本当に胸をなでおろした(もちろん、いままでは序章に過ぎなくて、これからが踏ん張りどころなんだけれど…書かせてちょーだいな)。

 一通の匿名メールが、国会議員を動かし、国会の審議で明らかになり、省庁の姿勢そのものを変えることがあるのだ。その力のおおもとには、職員の切実な思いが込められた要求があるということ、そのことをまざまざと教えられたのだった。
「無理かもしれない」
「結局、変わらないかもしれない」
 何度そう思ったことだろうか? 何度、諦(あきら)めようと思っただろうか?
 しかし、その要求に道理があり、正当な理由があれば、矛盾を解決する糸口が必ずどこかにあるものなのだ。本当にたくさんの人たちの知恵を借りることになりました。

 今週は、国会議員探しや根回しなどを含めて、本当に大変な日々だったけれど、オルグとして大切なことを学ばせてもらいました。
 組合員に、ありがとう!!

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