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2005/03/15

現在、官僚の刑!(めちゃ長め)

 現在、霞が関で働く職員は、官僚による拷問刑のもとにあると言っても言い過ぎではないと思っている。
 キャリアは、勤めて3年ほどで海外留学に行かせてもらい、帰国後の昇進も別格(Ⅰ種くずれのⅡ種職員のトラウマと言ったらすごいんだよ…)、定年後は、先輩の残してくれた天下り先にスライドして、さらにウン千万の退職金をもらう。その恩恵を受けるために、異常な霞が関の働き方に不満は言えない、だって、先輩たちがみんな唯々諾々(いいだくだく)と従ってきたのだから。もちろん、ほかの職員がどんなことを考えて働いているか、想像したこともない。
 いや……、昔、あるキャリアが「あなたの職場はどうなっていますか?」と部下の職員に訊き、一人の職員が勇気を出して「せめて○○○のような職場にかえてくれませんか?」と答えたら、すぐに全職員へのアンケートが始まったから、キャリアが少し人間的になれば、職場は変わるのである。しかし、まあ、そういう前近代的な制度が、キャリア制度なのだ(笑)。
 しかし、そのキャリアまでが心を病み始めている。キャリアに決定的に欠けているのは、ズバリ、勇気だ。勇気がないから、自分の立場が問われたときの選択は、逮捕されるか自殺するか(悲)。
 昨日、経済産業省の31歳(技官)キャリアが、インサイダー取引で告発されました。彼は、事務官キャリアとの差別的昇進コースをどのように見ていたのでしょうか?

(「ダメオタ官僚日記」さん)
「こうやって目に見える形で示すというのはいい試みだなあ。あの明かりの一つが漏れだったわけだがw」「ただ、不夜城の描写としては午前1時での切り上げは早すぎるし、午前5時まで残るのは流石に大多数ではない。2-3時くらいの写真が欲しかったなあ。これだけ見ると、1時過ぎにはとっとと撤退しているようにも思われかねない・・・」

 どうもありがとうございます。実を言うと、1時間おきに霞が関の様子を記録しております。おっしゃる通り、午後8時、午前〇時、午前3時を境に消灯の変化があったように思います。先輩が「通常残業、長時間深夜残業、徹夜残業の三つに分類できそうだ」と言っております(笑)。
 この「ウォッチング」は、そもそも僕ら霞が関の住人に知らせるというより、国民のみなさんにインパクトとともに知ってもらいという意図で行ったものでした。だから、まず霞が関が「不夜城」であることを証明しておく必要があって、割愛しました。
 「ダメオタ官僚」さん、感動的なアニメを見たときに、まわりの風景が(これまでと)変わって見えるという経験をしたことはありませんか? 僕は文学おたく(いや甘い、文学カルティスト)ですが、優れた小説を読んだとき、そういう経験します。
 僕は、みんなの力を借りることで、もう一つの霞が関(職場づくり)は可能なのだということを証明したいと思っています。今後ともよろしくお願いします。

 (「いわゆる官僚ってやつ」さん)
①「webmasterはこの業界でしか働いたことがないのでよくわかりませんが、忙しいのは霞が関だけではないと思います。あたかも霞が関だけがサービス残業で悩んでいるかのような口ぶりは世の反感を招くだけでは?」
②「組合は民主党の支持団体なので、上記のようなこと(=民主党に掛け合って「国会質問やめてもらったり、質問主意書減らしてもらったりしてくれ」とお願いすること)を民主党に主張して民主党がそれに従えば仕事が減る(のでサービス残業を減らせる)という趣旨です」

①僕、このブログでもさんざん書いてきたことなんですが、大手の民間企業では、サービス残業は違法であるというコンセンセスができていて、いま労働局が次々と何十億円もの是正を指導しているわけです。最近では、霞が関にもある郵政公社で32億円の不払い残業是正が指導されました。「官僚ってやつ」さんの「どこもどんぐりの背比べなんだから、霞が関だけ文句言うな」という印象を受ける発言は、スマートな官僚らしくない…(笑)。一度、民間へ出向させてもらうといいと思います。霞が関が、いかに異常かが一発でわかりますから。

②国公労連は、民主党の支持団体ではありませんし、国公一般も支持団体ではありません。「いわゆる官僚ってやつ」さんは、連合の公務員組合のことを指していると思われます。僕個人は、連合系の組合は、労使一体ずぶずぶの性格をもっていると思っています(例えば、大阪市の連合労組とか社会保険庁の組合とか)。
 僕の考えは「組合活動に特定の思想はいらない」ということ。
 深夜におよぶサービス残業をなくすため、その要求を実現するためにあらゆる人と手をつなぐ、そのとき、あなたの思想や過去は問わないということ(笑)、それがモットーなんです。
 だから、国公労連は、請願要求を実現するために全ての(!)国会議員の先生のところ、500人をこえる全国会議員の事務所へ足を運んで対話をするのです。
 昨年の夏、労働基本権の回復の要求では、そのかいがあって、全員じゃないけれど、自民党、民主党、社民党、共産党それぞれの議員が紹介議員になってくれました。
 民主党だけ、一党だけが動いて霞が関が変わるなんていう幻想は、抱いていませんよ。
 何度も書くけれど、サービス残業の是正の課題は、構造的なシステムの問題なんですね。予算が絡み、定員が絡み、職員の意識改革が絡み、そうして小泉さんの政治(政策)そのものが問われる根深い問題だと思います。
 「いわゆる官僚ってやつ」さん、理論書をたくさん読むのも大切ですが、あなたの職場にいる、あかの他人がどのような悩みを抱えて働いているのか、どんな悲しみを抱えているのか、少しでいいので、訊いてみてください。 

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コメント

イラク特措法案の廃案を 
http://www.kokkonet.org/kokkororen/iraq.pdf
という題目が国公労連ホームページにあったのですが国公労連もだいぶ特定の思想に染まっていると思いました。

投稿: 春樹 | 2005/03/24 午後 11時15分

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