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2005/03/14

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 「霞が関ウォッチング」は、その後、本当にいろいろな方々に読んでもらい、コメントしていただき、トラックバックしてもらったおかげで、僕が想像していなかった反響が広がり、新たなつながりが生まれています。本当にありがとうございます。これからも霞が関のリアリティーを大切にしていきたいと思います。
 そこで、コメントやトラックバックのなかで質問・疑問などが出されているので、誤解なども避ける意味も込めて、すべてのコメントにコメントを付けていきたいと思います(これが最初で最後かも?)。コメント全文は、左側のバーをクリックして読んでください。

 (「とくめいで」さん)「警察庁は省じゃなく庁なんで予算もかなり厳しいです。残業代なんかもらえません。人が減っても仕事は減らない……増える」「国家公務員の中でも警察庁などいくつかは労働組合を作ることが法律で禁止されています」。→ありがとうございます。そうなんですよね、国家公務員は労働基本権(団結権、団体協約締結権、争議権)が制限されています。僕らには、団結権しか認められていない。警察職員、海上保安庁職員、監獄職員、入国警備官、防衛庁職員などは、団結権さえありません(!)。だから、国公労連は、「公務員制度改革」と言うなら、「国家公務員に労働基本権を与えなさいよ」と主張したわけなんですよ。

(「き つね」さん)「たぶんむかしの名残り 36協定というのが残っているのではないでしょうか?」→「36協定(さぶろくきょうてい)」というのは、いわゆる「時間外協定」。労基法第36条に基づいて、労使が協定を結べば、使用者は、労働者に残業を命じることができ、その労働については割増賃金を払わねばならない。…でも、国家公務員は、労基法が適用されないので、そもそも36協定は結べません(!)。そして、最近、労働局が民間企業のサービス残業を摘発していますが、霞が関に入ることは、まずあり得ないのです。……まったく信じられない話です。

(「国家公務員の妻」さん)「しかし今、主人に支払われている残業代が30-40時間ってどういうこと?!」「どこに訴えたらいいのやら途方に暮れる日々」「このページを見て少しだけ救われた気がしました」「現状をもっと大きくTVなどでとりあげていただきたいです」→ありがとうございます。現状では、霞が関の職員は、どこに訴えたらいいのか…と思っています。マスコミも霞が関の実態をまったく取り上げてくれないし。昨年から、僕は、昼休みデモ行進や「ウォッチング」など組合の企画をうつたびに厚生労働省の記者クラブ(9階)に行き、新聞25社に「取材のお願い」に行くのですが、全部黙殺されています(笑)。いつか大新聞が取材に来ることを夢見て頑張ります(笑)。
 「しんぶん赤旗」(共産党の機関紙)が、このブログのことを取り上げてくれたのは、「これ、面白いよ。こっちに載っけてくれないか?」と打診があった唯一のメディアだったからです。国公一般は、不偏不党を原則にしていて、政党新聞も「赤旗」だけでなく「民主」「公明新聞」「社会新報」にも目を通しています。しかし、「赤旗」以外は、労働組合問題に限定して言うと、あんまり読むべきものはありません(笑)。

(「べにらぼうなまる」さん)「懐かしの「パーキンソンの法則」ではありませんが、事務系の仕事は、実質に関わらず作業量はものすごい勢いで増加していくものですからね」→霞が関の仕事の大半は、デスクワークです。仲間の机は、大雪が積もったように白い書類の山(笑)。昼休みに会議を入れるなんてことは、日常茶飯事。ホント、参ります…。そういう忙しさのなかで、仲間たちは、組合活動をしているのです。

(「さと。」さん)「鬱(うつ)で潰れる方々には申し訳ないけど、正直人員削減で足りない手が更に足りなくなるだけで、残った職員がもっと残業しなければらななくなり、物理的に他の人間が身体を壊す引き金になるだけです」「本省に来て潰れるくらいなら周囲の迷惑だからさっさと降格願いを出して地方に行くか辞めて欲しい。戦力にならなくても席がある限りは他から補充の可能性ゼロで、次の犠牲者を作るだけなんだから」→なるほど……。こういう厳しいまなざしをもった職員がいること、その思いのリアルさに、少し考えさせられました。ただ、「明日はわが身か」というメールが国公一般に寄せられたように、職員同士の「潰し合い」は避けたいですね。僕たちの相手は、鬱病の仲間ではなくて、そういう職員を生み出す霞が関の構造的なシステムですから。……すいません、偉そうなことを言って。

(「みるこ」さん)「うちの主人も霞ヶ関の不夜城で人格崩壊。1ヶ月ほど病休して今は閑職で身体を慣らしているところです。主意書についての愚痴も随分聞かされました(笑)。今は私(嫁)が民間企業ですが徹夜と残業全開で結局すれ違い。なかなかうまくいかないものです」→ありがとうございます。ご主人が回復されることを祈ります。政治家のセンセイの質問主意書については、期限をもうけるなり制限をつけるなり、組合としても対案を出していきたいと思います。ただ、質問主意書は、行政の暗闇を国民の前に明らかにする武器でもあるのです。問題は、運用だと考えています。関係ないけれど、「みるこ」さんは、もしかして格闘家のミルコ・クロコップが好きですか? 僕は、格闘技が大好きです。

(「にゃん」さん)「彼の仕事について語る時の輝いた目が曇らぬように・・・霞ヶ関で勤務する方のご家族の一家団欒の時間が少しでも増えますように・・・勤務状況が改善されることを望みます」→ありがとうございます。「にゃん」さんの切実なコメントは、大きな波紋を呼んでいますよ。僕ら国公一般は、彼のような素晴らしいお役人さんがいることを誇りに思います。くれぐれも彼の健康を大切に見てあげてください。 

 明日は、「若き官僚」さん、「ヲタ官僚」さんなど、トラックバックしてくれた方々への反論というか言い訳など書きましょうか(笑)。

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コメント

 ここを読むと、国公一般担当者さんのフォローが読めますよ。地方公務員が、こんな理解では民間から笑われますよね(笑)。

投稿: ちょっと横槍さんへ | 2005/09/27 午後 05時07分

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