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2005/02/08

経産省の地下食堂にて

 今日は、ある省で働く国公一般の組合員と昼食をともにした。午後12時20分、経済産業省の地下へ向かった。ここには、共済組合が職員のための福利厚生施設としてつくった食堂が三つあるのだ。和食「花かすみ」、中華「食通天」、洋食「イプリモ」。どちらも明るい感じで、味もなかなかいい。今日は、和食を選ぶ。
 食事をしながら組合の話をするというのも、相席の人に申し訳ない気持ちもしたのだが、いろいろと解決しなければならないことも山積しているので、他人の目を気遣っている場合ではなかった。短時間ではあるが、ただでさえ忙しい本省の仲間との打ち合わせは、大切な時間なのだ。

 (これまで組合活動をしたことのなかった)彼の話を聞いていると、これまで行われてきた国公労連の組合活動が、非組合員の目にどのように映っていたのか、よ~くわかった。何かの要求運動をする場合、霞が関本省で働く職員がいる建物に向かって「○○反対」とか「○○せよ」とシュプレヒコールする場合、国公労連の側と本省職員との間に、ズレというか仲間意識の分断が生じかねないのだ。まるで本省職員が「敵」であるかのような印象。新しく組合活動をしようとする職員にとっては、こうしたイメージの払拭(ふっしょく)から始めなくてはならない。
 しかし、彼は「でも、組合に対する期待というか、ぶつけたい意見というか、そういうものは思った以上に、僕の周りにいる仲間のなかにあると思う。それもこれも、いまの霞が関が異常な働き方を僕らに強いているからだと思う。少しずつ理解を示してくれる仲間を増やしていきたい」と言う。加えて「単なる圧力団体として見られていたら困ったことになる」とも言う。僕は、彼の柔軟な思考に学ぶことが多い。

 国公一般が抱えている情報を彼に渡す。彼の掴んだ職場の状況を教えてもらう。こうやって、少しずつ少しずつ、楽観もせず悲観もせず、着実に着実に。霞が関の矛盾は、相当深いのだから…。

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