« オルグは、見た! | トップページ | テスト »

2005/02/18

小さな小さな歓迎会

 たったいま、国公一般の新組合員の歓迎会を終えてきました(焼酎飲んで、かなり酔ってます…)。

 新組合員の彼女は、国公職場で働く非常勤職員です。ほとんど正規職員と同じ仕事をしているのに、交通費もボーナスも出ないという労働条件で働いています。昨年の秋、国公労連の非常勤交流集会の存在を知って、国公一般とつながりができたのです。
 
 彼女が、国公一般の組合員加入届に名前を書いて、印鑑を押したとき、僕は、この人を絶対に裏切らないと決意しました。この先、働き続けようと思っても、彼女には「3年雇い止め」が待っています。職場の状況や彼女の身分がどうなるか分からないけれど、とにかく彼女の気持ちと意見を尊重しようと決めたのです。
 加入届をもらい、僕が彼女に何気(なにげ)なく「○○さんの歓迎会をしたいのだけれど、どうですか?」と聞きました。僕は、てっきり彼女から都合のいい日時が聞けると思っていました。
 …ところが、彼女の答えは、「私は、国公労連のみなさんのような、正規職員ではありません。非常勤の身分なのにみなさんと同席するのは、気が引けるのです。気持ちだけで十分です」というものだったのです。
 「!」
 僕は、彼女の言葉に胸が衝(つ)かれました。彼女は、続けます。「何度も言いますが、私の職場では、『組合』という言葉は禁句なのです」。ああ…、僕は、まったく相手の気持ちを考えずに、自分たちのペースで非常勤職員に言葉かけを行っていたのです。こんなにも非常勤職員が、正規職員に対して卑屈(ひくつ)な思いを抱えているとは! 本当に反省させられました。
 なんとか彼女の気持ちを説き伏せて、今夜の歓迎会を設定したのでした。本部の近くのおそば屋さんを予約しました。
 しかし――。
 声をかけていた、霞が関で働く国公一般の組合員は、サービス残業に追われ、次々と「仕事が終わらず、残念ながら歓迎会に行けません」というメールが届きます。最後には、3人しか参加できないという状況になりました。僕は、彼女に謝らなければなりませんでした。「勝手に日時を決めてスイマセンでした。そのうえ、今夜は、3人しか集まれないのです。本当にスイマセン」。ただでさえ心細い彼女の思いを考えると、僕は、泣けてきそうでした。
 …たった4人の歓迎会。小さな小さな歓迎会でしたが、彼女の口から、職場の忙しい様子が語られました。そして、僕らの側から、現在の国公職場の課題や運動の成果が語られました。お互いのふるさとの「お国自慢」から、どうして国家公務員になったのか、どうして組合活動をしているのか、そもそも何で組合に入ったのか、そんなことが語られました。美味しいお酒が入ります。笑いが起きました。やがて僕の不安は、少しずつなくなっていきました。
 国公一般の組織拡大は、始まったばかり…。
 彼女と連帯しつつ、彼女を励ませるような、そんな活動を進めたいと思いました。

|

« オルグは、見た! | トップページ | テスト »

コメント

この記事へのコメントは終了しました。

トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 小さな小さな歓迎会:

« オルグは、見た! | トップページ | テスト »