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2005/01/31

恐るべきインフルエンザ

 国公一般のホームページが、約一週間もストップしたままだったので、あちこちから「どうしたのだ?」「何かあったのか?」という心配の声が……、実は、まったくありませんでした(笑)。ただただ、淡々と着々と、更新もしていないのにカウントだけが増えていきました。開設して間もなく5カ月、ちょうど5000ヒットを達成しました。みなさん、本当に閲覧してくれてありがとうございます。
 しかし、恐るべきインフルエンザでした。僕は、ここ8年ぐらい病気をしたことがなかったのですが、先週のあたま、とうとう高熱を出して休んでしまいました。40度近い熱が出ると、朦朧(もうろう)としてきて、ほとんど何も手が付きません。食事もできないし、ただただ、ポカリスウェットを飲みながらいちごとバナナを交互に食べていました。休んでいる間、まるで自分が、箱根駅伝の期待されていたランナーだったが、肝心の山登りで大ブレーキを演じるはめになった悲劇の選手のように思われて、少し悲しくなる。確かに、一週間の病休を取ってしまうと、すべての仕事がストップしてしまい、組合員のみなさんからの問い合わせも待ってもらわなくてはならないのだった。
 健康管理について深く反省しました。

 さて、今日から元気よく再開!!(…と言っても、まだ、ちょっとふらふらするのですが)

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2005/01/24

世界の公務労働運動と日本

 明日、国公労連の書記次長(僕の直属の上司にあたります)がブラジルのポルトアレグレへ旅立つ。第5回世界社会フォーラムへ参加するためだ。このフォーラムは、世界中から数万人の規模で労働組合活動家やNGO代表、法律家や研究者、市民が集まって、世界の貧困や暴力、環境問題、そして労働運動のあり方などを交流する集まりなのだ。昨年は、インドだった。
 書記次長が「国公一般の英文紹介をつくってよ」と言うので、僕は、さらさら~と書いて渡しておいた(笑)。こう見えて僕、英検2級、予備校で英語の講師をしていましたので…。しかし、英語の辞書と首っ引きになりながら、ふと「世界の公務労働運動は、いったいどうなっているだろう?」と思っちゃって、最近の新聞をあさってみた。
 ヒット記事は、2件。いずれも「しんぶん赤旗」だった。

 ◎公務員労組を合法化 41年ぶり スト権は認めず(しんぶん赤旗 1/3付)
 韓国国会は12月31日、公務員労働組合を合法化する法案を可決しました。団結権と団体交渉権を認める一方、争議権は与えていません。軍人、警察官、消防署員、外交官などの労組結成は禁じられました。同国の公務員労組合法化は、朴正熙軍事独裁政権下の1963年に禁止されて以来、41年ぶりです。
 韓国の二大労組中央組織である全国民主労働組合総連盟(民主労総)と韓国労働組合総連盟(韓国労総)は、争議権も含めた労働三権の完全保障を求めています。民主労総を支持基盤とする民主労働党は採決にあたり、「争議行為を全面禁止したばかりか、労組加入対象を狭め、団体交渉のテーマも制限された」として反対票を投じました。
 公務員労組はすでに2002年3月に、全国公務員労組(全公労=民主労総)と大韓民国公務員労働組合総連盟(韓公労=韓国労総)が結成されています。このうち全公労は、労組合法化を求めるストライキを数次にわたり展開しており、解雇された組合員も少なくありません。

 ◎パリで5万人デモ 賃金、雇用、公共サービス守れ フランス公務員労組が運動(しんぶん赤旗 1/22付)
 フランスで18日から3日間連続しておこなわれた公共部門・公務員の「社会的闘争週間」は最終日の20日、教員を含む公務員全520万人にストライキ参加が呼びかけられ、パリをはじめ全国70都市で繰り広げられたデモで締めくくられました。
 3日間のたたかいの共通スローガン「賃金、雇用、公共サービスのために」などの横断幕を掲げたパリのデモには労組発表で5万人が参加し、「トゥース・アンサンブル(みんな一緒に)、ウイ、ウイ」と叫びながら市内を行進しました。この日パリのデモに参加した仏労働総同盟(CGT)のティボー書記長は3日間のたたかいを総括して「労働者の動員は一つの峰を越えた。ラファラン政権は、社会情勢を考慮しないことに固執するなら間違いを犯すことになるだろう」とのべました。
 各労組も「社会的闘争週間」が「成功」したとの評価で一致し、自信を深めています。
 3日間のたたかいは日を追って労働者のスト参加率が上昇。「郵便事業の自由化反対」をスローガンにした18日のストには郵政労働者の参加率は30%に満たず、やや「象徴的」な動員にとどまったとの評価でしたが、「人員削減反対」を掲げた十九日のストには国鉄労働者40%近くが参加、列車の6割から7割が運休。団結した労働者の力を示しました。
 最終日の「経済の要請に応える」教育改革に反対し、過去五年間に5%低下した賃金購買力の引き上げを要求する教員・公務員のストへの参加率は、中学校50%、高校44%、経済・財務省45%と軒並み高率に達しました。
 「闘争週間」開始に先立ち、ラファラン首相は「政府はやるべきことを徹底してやる」と述べ、公共・行政部門の人員削減と賃金抑制をあくまで推し進める構えを表明しています。また日本の経団連にあたる仏企業運動(MEDEF)のセイエール会長は「ストは容認しがたい」と対決姿勢を強めています。
 今週初めに公表された世論調査によると、国民の65%が労組の要求に支持を表明。今後は、2月5日に予定されている全産業部門の統一行動がどこまで労働者のたたかいを広げ、政府・経営者側を包囲できるかが焦点になります。

 長い全文引用になったけれど、韓国では、公務労働者の労働組合(団体交渉権が回復されたことは、僕らには、すごい励みになる)が認められた。そして、フランスでは、教員を含む公務労働者の大規模なストライキを、国民の65%が支持しているという事実に驚く。「公務員憎し」でまとまっている日本では考えられない事態だ。もちろん日本には、日本らしいたたかい方があるので、一概に外国の例を真似ても仕方ないけれど、ブラジルのフォーラムに参加する書記次長には、いろいろと学びたいこと、聞きたいことがある。

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2005/01/20

05春闘が始まりましたよ

 今日は一日、全労連が主催した「1・20日本経団連、JR、NTT、郵政・財務省包囲・丸の内デモ」へ参加してきました。国公一般の旗を持って、午前中は、総務省→国土交通省→財務省への要請行動(国労の1047人を職場に戻せ、NTT10万人リストラをやめよ、郵政民営化反対)をおこない、午後は、大手町へ宣伝カーで移動して、ファッションブランド企業や大銀行や証券会社本店が並ぶ丸の内仲通りのデモに加わった。本日快晴で、民間から組合がたくさん来ていて、官民合わせた全労連の春闘が、本格的に(目に見えるかたちで)始まったという印象をもった。
 しかし、今朝の「朝日」2面に「公務員人件費『削減を』 諮問会議で民間提案へ 『抑制』から踏み込む」という見出しが躍(おど)っていて、「誰がこんなことを言っておるんじゃ?」と思いながら読めば、日本経団連会長の奥田氏らだった。記事には「定率減税の縮減や消費税率引き上げなど増税路線が本格化するなかで、納税者の理解を得るには行政機関が身を削ることが必要と判断した」とある。
 は~~?
 増税路線を政府に指示しているのは、奥田さんたち大企業のみなさんじゃないですか! 消費税が導入されてからの総額税収分だけ、法人税が大幅に下がっていることは、少なくとも僕はお見通しですよ。消費税は、福祉のためでも環境のためでもない、はっきり言うと、大企業減税のためだったんですから。
 これ以上、国家公務員を削減したら、公務サービスはどうなってしまうのか? 先日、日比谷図書館で琉球新報を読んでいたら、国の行革リストラで、与那国島にある気象庁の観測所や法務局出張所から職員が引き上げることになり、町役場や住民が困っているという記事を読んだ。南日本新聞を読むと、鹿児島県内にある職安出張所や労基署など8カ所が廃止されると報道している。地方紙には、大新聞が書かない(隠している)、公務リストラの現実がある。

 さて、本日のデモは、「日本経団連の賃下げ攻撃、きゅ~だ~ん」「トヨタは、賃上げの模範を示せ~」「大企業は、ぼろ儲けを吐き出せ~」という威勢のいいシュプレヒコール(しかし、大学同期の仲間が、トヨタやみずほやUFJ銀行や三菱商事などで働いている僕にとっては、ちょっと心中複雑でした…、みんないい奴なんですよ~)で、大手町を行き交うサラリーマンのみなさんの大注目を浴びて、色鮮やかな組合旗をひるがえしながら、経団連会館前まで進んでいった。まあ、何人集まったのかわからないけれど、長い長い隊列となった、すごいデモでした。
 
 …でも、ふと「デモをしている僕らは、自己満足に陥(おちい)っていないだろうか?」と思う。

 だって、お昼どき、カフェでランチをしているOLさんや信号待ちをしている背広姿のサラリーマンたちは、「あたしたちには、関係ない」あるいは「俺には、関係ない」という感じで、僕たちのデモを冷ややかに(あるいは、ぼーっと)眺めていたのではないか? と思ったからだ。若い人ほどそうじゃないかな。そもそも、いまの若者は、自分を「労働者」だと思ったことがないに違いない、と思う。
 全労連は、この春闘で、さまざまな人たちに、自分たちが働いている企業の「通信簿」をつけてほしいと呼びかけている。働きがいとか賃金とか、社会貢献度はどうかとか、○×式のチェックカードを用意して、記入して送る仕掛けだ。この試みは、果たして青年労働者のこころに届くだろうか。
 さてさて、国公一般も、民間の組合と協力して、労働条件が向上するようにがんばっていきますので、みなさん、よろしく。 
 でも、ティファニーの本社って、大手町にあったのね?

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2005/01/19

新年最初の昼休み宣伝

 今朝は、定時退庁宣伝でしたので、財務省前でビラを配りました。ビラには、政府の新行革大綱批判が載っています。国家公務員の定員を5年間で10%も削減しようとしているのですが、国民のための公共サービスはいったいどうなってしまうのでしょう? 少なくとも霞が関は、局や部によっては、パンク寸前です。約45分の行動で、250枚のビラがはけました。すごい、すごい。朝はとても寒いが、財務省の職員のこころは熱いんだ。

 昼休みは、内閣府前で国公一般の宣伝行動をやりました。新年最初の宣伝です。
 執行委員を中心に25人が参加して、宣伝カーを出し、黄緑ののぼりも立てて、派手にやらせてもらいました。内閣府は、首相官邸前(内閣官房があるところ)と財務省裏(法制局や金融庁があるところ)に別れていて、今回は、財務省裏の通りでやりました。国土交通省出身の先輩いわく「内閣府前でやるのは、省庁再編以来、約5年ぶりになるな~」。内閣府にも国公労連傘下の内閣府労組がある。国公一般のとりくみは、内閣府労組と協力して組織化を強めていくことなのだ。
 
 さて、結果報告です…。
 前回の昼休み宣伝では、財務省・外務省前でやって600枚のリーフがはけたという新記録を打ち立てたけれど、今回は、ちょっと渋かったな。45分の行動で、今朝と同じ250枚でした。しかし、若い職員から管理職と思しき職員までリーフを受け取ってくれた事実は、やはり画期的だと思う。一枚でも二枚でもいいから、アンケートが返ってくるといいな~。
 先輩がマイクを握って、「不夜城」霞が関の職場で、「心の病に倒れる仲間をこれ以上生み出すな」「少しでも職場をよくするために、わたしたちと一緒に活動しませんか?」と力強く訴えた。先輩の声を聞きながら、僕はリーフを手渡す。すると、なんか心持ち、リーフがはける感じがする。

 宣伝は、来月も再来月もやります。国公一般の独自朝宣伝も検討しています。
 職員のみなさんのご意見、ご感想をお待ちしています(一方、民間の仲間のみなさん、ビラまきなどで工夫している経験などあったら教えてください!)。 

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2005/01/17

女優さんが、飛び込みPR

 今日のお昼休み、俳優座の有馬理恵さんが、21日に演じる芝居「釈迦内柩唄(しゃかないひつぎうた)」のPRにやってきた。先週、僕の知っている新聞記者から「いいお芝居だから、ちょっと手伝ってあげて」と頼まれた。有馬さんとは個人的なつながりはないし、芝居が取り立てて好きなわけではないので、困った。
 しかし、記者が「有馬さんは、いろいろな会社や労働組合に直接飛び込んでいって、5分ぐらいのダイジェスト芝居を披露して、『ぜひ観に来てください』と訴えている。それだけ演ずる側に自信がある。でも、1人芝居だから、なかなか宣伝が広がらないんだよ」と言ったとき、有馬さんのやり方はまさに国公一般と同じ状況のもとでの同じ組織戦略ではないかと思い、僕は、俄然(がぜん)、手伝う気になった(笑)。
 小さな力のない組織が、みんなから認知されるためには、体を張って全力でゲリラ的な活動を続けるしかない。
 有馬さんが、笑顔をふりまきながら、やってきた。国公労連本部に女優さんが来るなんて初めてではないのか? 女優さんだけあって、とても美しい(あくまで役者的な基準ですよ)。そうして、あいさつもそこそこに、会議前の役員が何人かそろったところで、いきなりダイジェスト芝居が始まった!!
 笑っていたはずの有馬さんは、いきなり豹変する。
 原作は、昨年亡くなった水上勉。秋田県北部にある花岡鉱山近くの火葬場を舞台に、火葬の仕事を続ける1人の女の物語だ。花岡鉱山で虐殺される朝鮮人、差別される貧しい人々…、1人芝居で浮き彫りにしていく時代と人間のありようが、有馬さんの硬軟合わせた演技でじんじんと伝わってくる。強制労働の末に殺される朝鮮人の人たちを前にした女性を演じるところでは、有馬さんの大きな瞳(ひとみ)から涙がこぼれ落ちた。
 女優さんが、みずから演じる芝居をPRするために、まったく知らない場所へ飛び込んで全身全霊で訴える…。すごいことだ。椅子にふんぞり返って魚が釣れるのを待っているのとは訳が違うんだ。こういうときに、その人間や組織が本物かどうかが試されるんだな。
 僕は、図らずも有馬さんのエネルギッシュな活動に励まされてしまった。

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2005/01/14

労政事務所まわり

 今日は、午前中から労政事務所をまわってきた。新しい組合・国公一般の紹介とPRリーフを置かせてもらうためで、かねてからの懸案だった。
 実は、いまは、労政(ろうせい)事務所って言わないんですね、正式な名称は、「労働相談情報センター」となっていました。3年前まで都内9カ所あったセンターは、まず渋谷がなくなり、一昨年に新宿、昨年は多摩がなくなった。いまは、国分寺と八王子を入れて、たった6カ所。石原都政のもとで、労働行政が大幅にリストラされているのだ。
 センターでは、賃金不払いや解雇をはじめとした労働相談から労働法などの学習セミナーの開催、組合情報などの提供を行っている。昔、僕の友達が、職場でセクハラを受けて労政事務所と警察に相談したが、あまり進展しなかったと話してくれたことを思い出しながら、飯田橋→王子→亀戸→大崎とほぼ東京23区を駆け巡った。
 受付で、国公一般の紹介をすると、職員のみなさんは「このご時世に新しい組合の結成とは!」と驚かれて、入口のパンフレット棚に置いてくれた。それぞれ30部引き受けてくれてホッとする。「うちはもっぱら民間企業への対応が中心で、公務員の職場には立ち入れない」と言いつつも、国公の非常勤職員や独立行政法人の職員からの相談があることを教えてくれ、こちらは「国公一般は、正・非問わず、誰でも1人でも入れますから、心の隅に気にとめておいてください」と依頼する。
 担当者の話によると、センター1カ所の労働相談件数は月1000件をこえ(驚き!!)、6カ所全体で年間5万件になるという。しかし、現在の職員数では、到底、すべてをフォローできないと思われる。「労政」という言葉は、戦後の労働省の労政局からついた名前らしい。戦前、警視庁の勤労課(組合活動家の取り締まり部署)だった分野が、戦後の民主化のなかで労働組合の結成や労働条件改善のお手伝いを行政がすることになったのだ。
 しかし、ここ数年の労働相談の中身は、メンタルの病気に苦しむ職員のグチというか出口のない不安の吐露みたいなものが多くなっているので、職員の対応も複雑化して大変だという。ある職員は、「30年前は、組合結成の相談が多かったけれど、いまは年に1回あるかどうか」と苦笑いした。
 飯田橋にある中央労働相談情報センター(9F)のに下は、U30のヤングハローワークや高齢者ハローワークもあって、たくさんの人がパソコンを叩いて求職活動中でもあった。求人雑誌『an』や『ガテン』、『セクシュアルハラスメント相談マニュアル』なども無料で読める。窓口にいた非常勤職員さんは「職はだんだん増えているのですが、若い人は、自分がどんな仕事に向いているかわからないみたいですね。だいたい1日に40人ぐらいの若者がやってきます」と教えてくれた。利用しない手はない。
 これだけ歩いただけで、公共の労働サービスが、相談から求職までさまざまに必要とされていると痛感する。それを民間開放したり(つまり儲けの対象にしたり)、統廃合リストラするのは、国民ニーズに逆行するものだと思うな。
 
 しかし、国公労連の知名度は抜群だった。その名を汚さないように頑張らねば…。

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2005/01/13

寒くなってきましたよ

 昨日は、終日会議が続き、かんかんがくがくの議論を終えた後、そのまま会議室で簡単な「飲み会」をしました。単組の組織を担当する面々と「今年もよろしくお願いします」と頭を下げ合う。僕はあんまり飲まないんですが、日本酒「浦霞」ってのが、結構美味しいっていうことが分かりました~(笑)。
 さて、帰ろうかという段になって、上司が「これから二次会だぞ~」と片腕を上げて叫ぶので、そのまま新橋の飲み屋街へ行くことになる。中華料理屋に入って、「ジャンボぎょうざ」なるものを突きながらビールを飲む。今年の国公労連の活動は、とにかく課題が山積しているので大変なのだが、そのなかでも、諸活動をいかに組織化につなげるかが最大の課題でもあり、そういう意味で、飲みながらの議論も熱を帯びてくる。
 みんなで1000円ずつ払って店を出る。もう夜十時半。寒っ。寒っ。アルコールが入って体が温かくなっているはずなのに、冷たい風に吹かれて、その冷たさの方が感じるのはなぜ…?。みんなでコートの合わせを強く締めながら「寒っ」「寒っ」と言い合い、お尻を震わせながらJR新橋駅へ。たくさんのサラリーマンたちが通り過ぎていく。
 
 今朝は、何度もくしゃみ。鼻水が止まらない。いや、参った。
 いま、オルグ報告書を書き上げて、ブログを書いていますが、このまま半休を取得することにしました。風邪で休んだりしたら大変なことになりますからね。
 みなさんも気をつけてください。
 

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2005/01/11

組合に入る人の芯の強さ

 国公一般の担当者として、一番嬉(うれ)しい経験は、やはり、労働相談や宣伝行動などで知り合った国公職場で働く職員とずっと関係をあたためてきて、彼・彼女が、国公一般の組合員になると決意してくれる場面に立ち会うときだろう。
 年末から新年にかけて、国公一般の組合員が相次いで生まれていることを報告しておきたい。
 ある女性職員は、1月6日大雨のなか、休みを取って国公労連の本部を訪れた。彼女の手には、この間、職場の仲間たちと食事などをした際に口に出てきた職場の不満をメモにした紙が握られている。「なぜ、交通費がでないの?」「退職金はどうなるの?」「休暇があまりに少ない」などなど。彼女は、要求を携えてやってきたのだ。
 彼女は「私たちは、キャリア官僚の一言でクビになる。彼らの一挙手一投足にいちいちビクビクしなきゃならないんです」と言う。セクハラが日常的に行われていて、それを批判した女性がクビになるということもあったという。彼女はとても有能で、正規職員から「あなた、そろそろこんな職場は辞めて、その才能を活かせる民間へ行った方がいいのではないか?」と言われることもあるという。
「私たちは、職場で正規職員と同じ、いやそれ以上の仕事をしているのに、大切にされていないという気持ちがするのです。それが働きがいの喪失となっているのです。高いレベルの仕事がしたいし、それをしているのにそれに対する評価もないのです」
 たとえ非常勤職員であろうと、更新を続けてキャリアを積めば、その職場でなくてはならない存在になる。経験に基づいて状況を深く把握しているベテランの非常勤職員は、今後どんどん増えていくだろう。しかし、彼・彼女らの賃金は、人件費としてではなく、事務費や繁忙費でまかなわれており、まるで文具や名刺のように扱われる運命にあるのだ。
 彼女は次のように言って、国公一般加入を決意してくれた。名前、職場、年齢、連絡先…加入用紙に文字が埋まっていく。
「産休を取った仲間がいたのです。彼女は、とても仕事ができました。けれど、ただ産休を取ったというだけで、キャリアの上司に『勝手に取りやがって!』と言われ、職場復帰後から陰湿な嫌味を言われるなどいじめにあいました。結局、彼女は職場を辞めることになりました。私は、『彼女にも家族があるんだよ!!』と文句を言いたかった(けれど言えなかった)。いま、わたしは、彼女たちのためにも、不満を言うだけに終わらせたくない。わたしも、いつまで働けるかわからないけれど、組合に入って職場の労働条件をよくするために何か力になりたい」
 前納4カ月分の組合費。彼女の差し出したお札をもらう、僕の手が震えた。
 彼女は、女優さんのような品格を持った女性だった。
 
 僕は、彼女の信頼を絶対に裏切ってはならないと改めて決意したいと思います。

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2005/01/06

ライオンの後ろにいるのは、

 今日は、仕事を終えた後、国公労連と単組と合同で「新春書記局開き」を行いました。
 …って言っても、150人ぐらいの国家公務員たちが一堂に会して、飲んで、出し物して、盛り上がって、「今年も組合員の拡大やるぞ~」という意思を固め合う会なのだった。
 出し物は、それぞれの単組の代表が、手品やクイズなど意匠を凝らしたものを披露して(?)、盛り上がったり、盛り下がったり(笑)。しかし、僕的には、とても楽しかった。最後には、若いうたごえサークルのみなさんが、「がんばろう」などを歌って盛り上げてくれました(すごいですよね~)。
 そんななか、全労働(旧労働省の組合)組合員による、いまお笑いで大人気の波田陽区(はたようく)の真似が出色。「行革推進事務局斬り~」、「小泉純一郎斬り~」と、ギター付で、なかなかのネタで切りまくった。最後に「せっしゃ、これでも41歳です。妻と子どもがいる身なんです。恥ずかしい~。切腹!」というオチまでつけて(笑)。続いて、全法務(法務省の組合)からは、同じように「ヒロシ」ネタが続く(笑)。哀愁のギター音楽をバックにして、「…全法務です。この前の新潟県中越地震のときには、全法務の組合員からは、たくさんの義援金が寄せられました。はっきり言って、(組合員として)誇りです。でも、全法務が組合費を値上げしようとすると、組合員からは大反対されて、一円も上げられません」みたいな自虐ネタ(笑)。実は、僕、テレビのない生活をしているので、このブログを書いている時点でも、この面白さを本当には理解していないのだけれど、とても面白かった(笑)。
 本当にこの人たち、カタブツで知られる国家公務員なのか? 
 もちろん、国家公務員も人間ですから~!!!!
 
 さて、真面目な話。
 そんな単組の出し物を横目で見ながら、みんなで飲んでいたんですが、ある組合員が言った話が印象に残っている。お酒が入っても話題は、小泉内閣がやろうとしている「行政改革」の本質についてだった。
「あのね、口を開けば『官から民へ』『民間でできることは民間で』しか言えないライオン(小泉首相)の後ろにいるのはさ、なんだかんだ言って、結局、猫(クロネコヤマト)とハゲタカ(銀行資本と海外の買収資本)なんだよ。猫は、国民が築き上げた通信の財産である郵便局を市場にひっくり返して全部食べちゃおうとしているわけだし、ハゲタカは、国民の貯金である郵貯や簡保を市場にひっくり返して、日本の銀行資本と一緒になって食べ尽くそうとしているんだよな。どちらも、大企業のためで、国民のためなんかじゃないんだよ」
 酔った頭で聞いていたが、非常によくわかった(ような気がする)。
 わかりました?

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2005/01/05

ある小説に現れた国家公務員像

 いま通勤電車のなかで読んでいる本が、文庫版の『家族狩り』(天童荒太著・新潮社)だ。この小説は、ベストセラー『永遠の仔』の著者でもある天童さんが、1995年に一度発表した同名の物語を、ほとんど書き下ろすような感じでリライトしたものだが、なんと文庫本で5分冊にもなる長い長い小説で、僕は、いまちょうど第3巻の真ん中、一つの衝撃的な殺人事件を発端にして、さまざまな人間模様の波がどんどん広がっていくところだ。わくわく。

 …で、この小説には、警察官である馬見原(まみはら)や東京都の児童相談センターに勤める心理職員である氷崎(ひざき)、高校教師の巣藤(すどう)など、公務員が主人公に据えられていると気がついた。そんな意識で読んでいくと、この小説に現れた国家公務員像がちらほら見て取れて、面白い。作家である天童さんの問題意識とは言えないけれど、世間で考えられている一般的なイメージとして参考になるかもれない。
 例えば、第1巻の真ん中へんで、馬見原が情報提供者である飲み屋のママと交わす会話のなか。ここで、ママは、次のように言うのだ。
 「ウマちゃん、あんまりまじめに考え過ぎないで、適当に楽しまないとだめだよ。(略)ヒミコ姉さんなんて、今年で六十五なのに、官庁の連中のオムツを換えてあげるたけで、稼ぐ、稼ぐ。国を動かしている連中が、高級ホテルのスイートでさ、オムツしてもらって、ママぁって、お漏らしの世話をされるのを楽しんでんのよ。先進国ぶってるけど、セックスの劣等感を仕事で復讐してるインテリは多いよぉ。セックスの劣等感は、国を滅ぼす力もあると思うな」
 なんとも、まあ、厳しい言葉だ。これは、国家公務員というより、キャリアの連中への批判とも読める。ママは、昔、学生運動をした経験をもっていて、そのときの仲間だった奴らが、どんどん転向してキャリアになっていったことを知っているのかもしれない…。
 もう一つ、第2巻の、ちょうど真ん中。児童虐待の疑いで女の子を保護した氷崎に対して、酔った男親(女の子に会いに保護施設に乗り込んでくる)が食ってかかる場面だ。男親は、こんなことを口走る。
 「体裁のいいことを言ってんじゃねえ。てめえら、税金でおまんま食ってんだろ。子どもを勝手に取り上げて、会いたきゃ許可を取れ、暮らしを変えろだ? 働き口がつぶれねえから、甘いこと言ってられんだよ。こっちは、役人のさじ加減で、仕事がなくなることもあるんだ。だったら、まず仕事の世話をしろよっ」
 この台詞は、法務局やハローワークの窓口などでそのまま聞こえてくる言葉だと思った。
 
 小説のなかで、馬見原も氷崎も、苦闘の連続を続けている。他人に対する優しさをどうしたら、自分のものとして得られるのか。そもそも自分たちのやっている仕事(公務)は、他人のために役立っているのか。第2巻の後半では、公務で行われている児童相談センターと競うかたちで、民間のボランティアたちが担う相談センターの姿が、きわめてリアルに描かれている。
 例えば、もし、このような分野において、官民コストを比べる「市場化テスト」が導入され、官であった氷崎が勤める児童相談センターが、利益追求型の民間施設になってしまったら…。虐待されている子どもたちは、いったいどのような経過をたどるのだろうか? 虐待の再発防止につながる有効な手だてが取れるのだろうか? 答えは、そう簡単には出ない。
 物語は、連続する一家心中(?)を発端にして、これでもかという感じで現代社会の病巣をえぐるものになっている。興味のある方は、ぜひ、一読をすすめます。

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2005/01/04

憲法署名を取りました。

 明けましておめでとうこざいます。今年もよろしくお願いします。
 この正月は、いろいろあって、実家に帰りました。それで、家族の者たちに、国公労連の取り組んでいる署名「憲法『改正』に反対し、『国民主権、恒久平和、基本的人権』の三原則にもとづく行政・司法の実現を求める請願署名」を見せて、署名してもらった。ちょっと勇気がいりましたので、体験談を書いておきますね。

 父親は「国家公務員は、法律を守ってもらわんといかんでのう。憲法は、第一だな」と言い、母親は「難しいことはわからんけれど、平和ならいいでの」と言い、難なく署名する(ホッとする)。しかし、地方公務員であるはずの弟(27歳)は、「何で、いま、こんな署名を、兄貴はとっているんじゃ? いきなり市民運動の活動家か? ハハハ」と言うのである。それで、僕は、諄諄(じゅんじゅん)と憲法をめぐる政治情勢を話すことになった。僕の知っている限りの話と情報を、何も知らないような弟に提供すること…。正月休みというのは、箱根駅伝を見る人以外は、だいたい時間があり余っていて、駅伝を見ない僕と弟は、しばらく憲法談議を続けることになった(笑)。
「憲法を絶対に守らなくてはならないのか」「そもそも憲法とは何か」「なぜ日本の政治は、憲法を守らないのか」「改正しようとする人たちの思惑は?」「署名をする意味は?」などなど。
 僕は、若い弟に、懸命に自分の意見を伝える。こんなことは、本当に久しぶりのことだった。弟も、僕が何でこんなに熱く憲法のことを話すのか不思議だったと思う。
 素直な弟は、最後に「わかった」と一言。「公務員でも自分の思想や意見を表明する自由は守られないといかんでな」と、憲法の中心原理である、基本的人権の意義に興味を示したようだった。
「兄貴らは、本当に憲法を守る国家公務員なんじゃな~」
 それから、不思議な流れが生まれたのだった。
 僕の実家に挨拶(あいさつ)に来る近所のみなさんに、なんと、僕は、署名を差し出して、「憲法を守る署名に賛同してくれるかのん?」と訴えることができたのだ。田舎の、保守的な生活圏にいる人たちなので、どれだけ理解してくれたかわからないけれど、「いいよ」「ペンは?」という軽い感じで、直筆サインを書き込んでくれた。とても嬉(うれ)しかった。
 おじさんが「国家公務員が法律を守らなくては、どうしようもない」と言ったのが印象に残った。
 そんな感じで、家族を入れて合計15人の署名が集まる(3枚分ですな)。

 今年の国公一般は、①情報公開と②民主主義を徹底することを基礎にして活動します。僕を含めて、本当にいろいろな意見や考え方をもった仲間と一緒に団結を大きくするには、この原理を大切にするしかないと思っています。

 今年もよろしく。

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