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2004/10/25

他人事ではない

 先週の金曜日、仕事を終えてそのまま新潟県湯沢町の苗場(なえば)スキー場へ向かった。苗場は、毎年、フジロックが開かれる場所で有名ですが(僕も2度ほど行きました!)、そこへ今回初めて、組合員の仲間とロックつながりの友人たちとボードウォークキャンプを行ったのだった。「ボードウォーク」というのは、足の不自由な人たちや子ども・高齢者が自由に大自然のなかを移動できるような木造の道をつくるというプロジェクトだ。地元・旅館組合のおじさんや全国の青年たちが手弁当で集まり、雑木林を開拓しながら共同作業で道をつくっていく壮大なものだ。
 キャンプのテントもはり終え、夕食の準備をしているなか、いきなり足もとがグラリッと揺れ、漫画に出てくるカタカナの「ゴゴゴゴッ」という言葉通りの地鳴りがしたのだった。「地震だ、地震!!」「お、大きい!!」久方ぶりに感じる揺れだった。直後から携帯電話が通じなくなる。夜集合するはずの仲間が心配になる。この時点では、あの大被害を想像することもなく、食事を食べていたが、不吉なことに余震が続く。i(アイ)モードで被害情報と交通情報を確認しようとするが、不通。その後、村の人から情報をもらい、山の向こう側では地盤が崩れて人が生き埋めになっていると知らされる。何ということだ。空には、自衛隊のヘリが舞い始める。話によると、交通は遮断されているらしく、新幹線も脱線しているという。僕らは動きようがなくなる。「他人事ではない…」。この言葉が、瞬間で浮かんだ。すぐに行動に移せない苛立(いらだ)ち…。被災された方々にお見舞いを申し上げるしかない。
 「いま国民のなかへ、国民とともに」を合言葉にする国公労連は、これまで、阪神淡路大震災のボランティア活動に全力をあげ、今夏の新潟・福井の水害では、組合員の状況を調べ、義援金を募った。今回の新潟中越地震に際しては、早速、組合員だけではなく被災者全体のことを考えて、「何かやらねば!!」という動きがおこっている。国家公務員には、1年のうち5日間のボランティア休暇が認められており、「それを使わない手はない」という声も出ている。
 日ごろ、霞が関に照準を合わせている国公一般だが、図らずもキャンプで遭遇した天災から、「僕らに出来ることはないか?」と視野を広げて考えることになった。う~ん、僕たちに何ができる? 僕は、新潟の長岡にいる友人や恩師に電話をかけまくり、安否の確認をしましたが(みんな無事でしたが、公民館で夜を明かし、米を食べていないと言われました)…。

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